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Kudan(株)【4425】の掲示板 2021/04/27〜2021/05/07

28日のIRは、これまで2300万ユーロで取得するはずだったAitisenseの残りの株式を、社長がArtisenseのCEOも兼ねることとなったので、Artisense社従業員のモチベーションを高めるために一部売上連動型(また、殆ど可能性はないが利益も加味する型)に変更したという話でしょう。基準額は約1900万ユーロで、そこにArtisenseの売上(とKudan紹介分からの利益)の額が乗ってきます。もし売上が最低250万ユーロになれば、その約1.8倍の450万ユーロが取得価額に上乗せされ、2350万ユーロになるんで、従業員のモチベも高まるというわけです。もちろん、この250万ユーロの売上は、Kudanの売上に乗ってきます。その一方、Kudanとしては、70万株ちょいまで、自社株で支払うことが可能です。2350万ユーロは約28億円。これは、一株4000円なら、Kudan株70万株の交付で済み、一銭も払う必要はありません。そういう場合には、Artisenseの売上だけで3億円乗ってくるというわけで、Kudanの株価が4000円を下回ることは考えられないでしょう。

なお、どなたか、Artisenseの株主が儲かるだけで、Artisenseはもうからないと書いていらっしゃいますが、それはあまり意味がないご指摘かと思います。これは資本政策の話であって、本業の財務とはあまり関係ない話だからです。Artisenseの株式は、優先株以外は、Artisenseの創業者たち(つまり従業員)が持っていますから、インセンティブは大きいと思われます。

のれんについての話も書いてありましたが、この手の会社で