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カバー(株)【5253】の掲示板 2023/11/30

>>1457

空売り(信用売り)の買い戻しを原動力として株価が上昇することを「踏み上げ」といいますが、自分が空売りした株に踏み上げが起きた時は、どのようにするべきでしょうか? 考えていきましょう。※本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する、株式会社ソーシャルインベストメントでトレーダーとして活躍する川合一啓氏が、個人投資家が株式市場で勝ち続けていくための極意について説明していきます。

株の「踏み上げ」とは何か?

担保を差し入れて株や現金を借りておこなう信用取引の一種に「空売り(信用売り)」があります。

 

空売りでは、株を借りて売り、期限までにその分の株を返済します。その際、最初に売った価格よりも安い価格で市場から買い戻せば差額が利益となりますので、それを主目的とするのが空売りです。ちなみに、市場から買い戻すのではなく、手元にもともとある、または他の方法で取得した同銘柄・同数の株を返済に充てる「現渡し」という返済方法もあります。

 

現渡しの返済分をのぞけば、空売りされた株はその返済期限までに買い戻されることが確実です。ですから、空売りが活発になっている銘柄には、反対に買いの力が蓄えられているということができます。

 

そして、空売りした株が上昇してしまい、決済のために損失覚悟で買い戻すことを「踏み」「踏む」「踏まれる」などといい、そんな「踏み」によって相場が一層高くなることを、「踏み上げ」といいます。空売りの買い戻しを原動力として株価が上昇する現象を、踏み上げというのです。

 

ちなみに、仕手株(集団の投資家による巨額の資金で、意図的に価格を操作された株)、中小型の材料株(株価変動の材料が公開された、時価総額の低い中小型株)は、踏み上げが起きやすいとも言われています。