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(株)ミンカブ・ジ・インフォノイド【4436】の掲示板 2020/10/27〜2020/10/31

 今後はすべての企業がAIになっていくのだ。
 孫氏は、コンピュータはコンテキストを理解できないと言われることに対して、「人が論理で理解できるなら、論理があるかぎりコンピュータもコンテキストを
理解できるはず。コンテキストは論理に基づいたものなのですから」と答えていると述べた。
 フアン氏は、飛行機と鳥の比較を例に出し、
「思考に似たスキルをコンピュータは実行できる。人間と同じ方法で思考する必要はない。AIは24時間働けるし、複製もできれば大規模稼働が可能だ。情報量が多すぎて人には不可能なパターン認識もAIならできる」と述べて、サイバー犯罪摘発や詐欺行為検出にAIは使われていると語った。
 世界経済規模の140兆ドルのうち1兆ドルがサイバー犯罪のせいで失われて
おり、AIの技術を使えば、多数の攻撃者による侵入パターンをAIで認識することでミリ秒単位で侵入を断ち切ることができ、すでにアメリカンエクスプレスで使われているという。
 また、買い物や小売販売も無駄が多いと指摘し、支払い手続きの手順の間違いだけで年1.5%の損失が出ていると述べた。孫氏も「小売業にとって永遠の課題は仕入れ量を最適化すること」と述べ、コンピュータはそうした思考の専門家になれるし、多くのデータをもとにした予測が可能であり、個々の顧客に対する最適な価格設定や、最適なリコメンデーションもできると語った。
 AIの技術はウォルマートでも活用されており、地域や店舗によって異なる購買傾向や季節変動に応じて自動で在庫計画を立てているという。フアン氏は「将来的にはウォルマートという企業は1つの巨大なAIと同義語となる。
 すべての企業がAIになっていく」と語った。孫氏も銀行はすでに典型例だと答えた。
 そしてフアン氏は「決定を下すのは人間だ。人を助けたいと思ったなら、
AIが価格変更を提案しても据え置くのが人間だ」と述べ、
孫氏も「AIは判断や意思決定のための道具だが最終目標は人間の幸福だ」
と語った。