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(株)メルカリ【4385】の掲示板 2024/04/06〜2024/04/09

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とも 強く買いたい 4月9日 14:47

因みにメルカリの2024年6月期第2四半期決算短信を詳細に分析すると、今後の株価上昇を示唆する要因がいくつかあります。

第一に、売上収益が前年同期比10.1%増の923億円となり、着実な成長を遂げています。特にJapan Regionの売上収益は15.6%増と大きく伸びており、国内事業の好調さが伺えます。利益面でも、営業利益が前年同期比60.6%増の78億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同289.4%増の45億円と大幅な増益を達成しました。この業績拡大は、メルカリの事業基盤の強さと成長ポテンシャルの高さを物語っています。

第二に、Marketplaceセグメントでは、グループシナジー創出施策が奏功し、流通総額(GMV)が前年同期比517億円増の5,270億円に拡大しました。月間アクティブユーザー数(MAU)も2,354万人に達するなど、ユーザー基盤の拡大が続いています。Fintechセグメントにおいても、メルカード発行枚数が250万枚を突破し、着実に会員数を増やしています。両セグメントのKPIが順調に推移していることは、今後の成長持続性を裏付けるものと言えるでしょう。

第三に、同社はグループミッション「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」の下、既存事業の成長加速と新規事業創出、グローバル組織基盤の構築とガバナンス強化に取り組んでいます。Marketplaceでは規律ある投資を継続しつつトップライン成長に注力し、Fintechではメルカード会員獲得によるグループシナジー強化を図るなど、戦略的な事業運営を行っています。また、USセグメントでは、プロダクト改善やZ世代の取り込みにより成長軌道への回帰を目指しています。これらの取り組みは、中長期的な企業価値向上に寄与するものと期待されます。

加えて、同社は連結業績予想を据え置きましたが、これはインフレなどの外部環境変化や事業環境に応じた機動的な投資を予定しているためです。決して業績の先行きに不透明感があるわけではなく、むしろ先を見据えた成長投資姿勢の表れと捉えることができます。

以上の点から、足元の好業績と中長期的な成長戦略、事業環境を踏まえると、メルカリ株には十分な上昇余地があるものと考えられます。直近の株価低迷は、将来の企業価値を適切に反映したものとは言えず、現在は割安な水準にあると言えるでしょう。今後、業績拡大の継続や新たな成長ドライバーの顕在化などを受けて、株価は大きく上昇する可能性を秘めていると思われます。