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(株)QPS研究所【5595】の掲示板 2024/05/11〜2024/05/13

宇宙株、フロンティア探査
衛星や月面開発で日本勢勝機

2024年5月12日 4:00 [会員限定記事]

日経から記事出たね。。。
もちろん、QPSの内容もありました。

  • >>223


    宇宙株、フロンティア探査 衛星や月面開発で日本勢勝機
    人工衛星】QPS、小型・低コスト機に強み





    人工衛星分野は幅広く、ロケットに乗せる衛星の開発から、獲得したデータを基にした解析サービスの提供までを指す。宇宙産業でも市場規模が大きくビジネス機会が多い。米ブライステックによると宇宙産業全体に占める衛星ビジネスの割合は2022年に7割の2813億ドル(約44兆円)だった。



    「官公庁からの受注が積み上がってきた」。レーダーを搭載した小型衛星を開発・運営するQPS研究所の大西俊輔社長はこう語る。

    QPSは九州大学発のベンチャー企業。23年12月、東証グロース市場に上場した。現在、商用の合成開口レーダー(SAR)衛星を3機打ち上げ、観測したデータを基に作成した地表などの3次元画像を販売する。

    QPSの強みは軽量で低コストのSAR衛星にある。SAR衛星は宇宙空間から地上にレーダーを照射し、反射した波の強弱により地表を観測する。

    建物などの立体的なデータが取得可能。カメラで写真を撮るように写す主流の光学衛星と違いレーダーを使うSAR衛星なら雨天や夜間も観測できる。

    一般に高精度な画像データを取得するためには大型のSAR衛星が必要。大型設備を搭載すると打ち上げロケットへの積載量が増えるなどの理由で衛星にかかるコストが高額になる。

    QPSはこうした課題を解決するアンテナが折り畳める衛星を生み出した。金属メッシュを使った傘状のアンテナは、直径0.8メートル程度の丸い形状に縮まる。宇宙空間で留め具を外すと直径3.6メートルの傘状に広がる。1〜2トン程度が標準とされるSAR衛星だが、QPSでは100キログラム台に収められる。


    QPS研究所の人工衛星はアンテナ部分を折り畳める(同社提供)
    23年6月に商用機の打ち上げに初成功。内閣府から大型受注が入り、24年5月期の単独税引き損益は1億4000万円の黒字となる見通しだ(前期は11億円の赤字)。宇宙関連事業は先行投資が膨らみ赤字が続く傾向だけに、黒字化すれば前進といえる。22年3月以降で受注額は130億円にのぼる。

    課題もある。現在の衛星の数では取得できる画像データが少ない。官公庁以外に民間企業や海外顧客を獲得するには、打ち上げ衛星を増やす必要がある。