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プリントネット(株)【7805】の掲示板 2019/03/06〜2019/03/29

【プリントネット(7805)】【QUICK企業価値研究所アナリストレポート】
◇通期営業利益計画に対する1Qの進捗率は14%。工場移転などで費用先行

【用紙値上がりや、顧客獲得単価の上振れも響く】
 19/10期1Qの単独業績は、売上高が19.7億円、営業利益が59百万円となった。前年同期は株式上場前で四半期財務諸表を作成していないため比較はできないが、期初に発表した通期業績計画に対する進捗率は、売上高で23%、営業利益で14%だった。印刷通販市場の裾野拡大を背景に売上高は順調に推移したが、用紙価格の値上がりや、工場の移設などで費用が先行。新規顧客1社あたりの獲得コスト(広告宣伝費用)も想定を上回った。1Qには新規顧客3370社を獲得したが、通期業績計画の前提となっている年間獲得顧客数に対する進捗率も16%にとどまった。

【採用難で、関東新工場の計画は見送り】
 19/10期通期の単独業績について会社側は、期初に発表した見通しを据え置いた。売上高87.0億円(前期比18%増)、営業利益4.2億円(同46%減)を計画する。サービス簡素化などにより業界最安水準の料金を実現して18年4月に開始した新サービス「プリントプロ」の販促を強化するなどして新規会員を増やし同2桁の増収を見込む。ただ、印刷設備の増強に伴い減価償却費が増えるほか、広告宣伝費の増加も利益を抑える。
 昨年10月の株式上場で調達した資金を活用して開設を予定していた関東での新工場については、採用難を理由に見送り、資金は既存の東京西工場(山梨県上野原市)の設備増強に振り向ける。また、4月には、民事再生手続き中のウイズプリンティング(大阪府東大阪市)の印刷・製本事業を譲り受け、関西地区でのサービスを強化する。なお、いずれも、今期業績への影響は軽微としている。