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(株)ispace【9348】の掲示板 2024/05/04〜2024/05/10

ispaceが日米で月面着陸機開発中、26年以降は年複数回輸送
内田 泰 日経クロステック/日経エレクトロニクス
2024.05.08

「2020年代後半には年間2~3回の月面探査ミッションを行う。高頻度に月へ輸送し、現地で地形や水資源などのデータを取得して顧客に提供することが当社のビジネス戦略だ。こうした部分で差異化を図りたい」

 「民間企業として世界初の月面着陸成功」という称号は惜しくも逃したものの、月ビジネスで世界の先頭集団を走る月面輸送サービスのispace(アイスペース)取締役CFO(最高財務責任者)の野崎順平氏はこう語る。

 同社は2023年4月に、月面探査プログラム「HAKUTO-R」の最初のミッション(Mission1:M1)で月面着陸に挑んだが、着陸寸前の高度5kmで発生したソフトウエアのエラーが原因で失敗に終わった。

 しかし、「失敗=終わり」ではない。月面輸送サービスの確立を目指す同社にとっては、早期に再挑戦し、成功を安定化させることが最も重要である。そのためにispaceは、2回目のミッション(M2)の打ち上げを2024年第4四半期ごろに実施し、3~5回目(M3~M5)を2026~2027年に、さらに6回目(M6)を2027年に計画している(図1)。

 「M3の月着陸機(ランダー)の最大ペイロード(荷物)容量は300kg。M1とM2の同30kgと比較して10倍になり、その分、ペイロードの売り上げはかなり大きくなる。当社はM2までを実証期間、M3を本格的な商用開始と位置付けている」(野崎氏)という。

(株)ispace【9348】 ispaceが日米で月面着陸機開発中、26年以降は年複数回輸送 内田 泰 日経クロステック/日経エレクトロニクス 2024.05.08  「2020年代後半には年間2~3回の月面探査ミッションを行う。高頻度に月へ輸送し、現地で地形や水資源などのデータを取得して顧客に提供することが当社のビジネス戦略だ。こうした部分で差異化を図りたい」   「民間企業として世界初の月面着陸成功」という称号は惜しくも逃したものの、月ビジネスで世界の先頭集団を走る月面輸送サービスのispace(アイスペース)取締役CFO(最高財務責任者)の野崎順平氏はこう語る。   同社は2023年4月に、月面探査プログラム「HAKUTO-R」の最初のミッション(Mission1:M1)で月面着陸に挑んだが、着陸寸前の高度5kmで発生したソフトウエアのエラーが原因で失敗に終わった。   しかし、「失敗=終わり」ではない。月面輸送サービスの確立を目指す同社にとっては、早期に再挑戦し、成功を安定化させることが最も重要である。そのためにispaceは、2回目のミッション(M2)の打ち上げを2024年第4四半期ごろに実施し、3~5回目(M3~M5)を2026~2027年に、さらに6回目(M6)を2027年に計画している(図1)。   「M3の月着陸機(ランダー)の最大ペイロード(荷物)容量は300kg。M1とM2の同30kgと比較して10倍になり、その分、ペイロードの売り上げはかなり大きくなる。当社はM2までを実証期間、M3を本格的な商用開始と位置付けている」(野崎氏)という。