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霞ヶ関キャピタル(株)【3498】の掲示板 2024/07/04

>>1223

非貸借銘柄で信用倍率は参考になりますでしょうか?
いや買い残量がやばいのはまさにその通りなのですが

  • >>1228

    ご質問ありがとう。
    少しでも貴殿の投資生活のお役にできれば幸いであるが、結論から申し上げると非貸借銘柄であっても関係はない。
    それはあくまでも制度信用において空売りできないということで売り圧力が少ないと思われがちであるが、それは個人の話しで、個人でも一般信用や機関投資家はこの限りではない。
    外人の資金力は桁違いであり、市場心理を巻き込めば恐ろしい売り圧力になる。
    現に、2週間前4,000倍あった信用が、下落を続けたった1週間、翌週には2,000倍の半分まで焼き尽くされたと記憶している。
    信用買いは常に脆い。ちょっとの不安で簡単に崩れる。
    多くの投資家はこう言う。
    「大切なのはいつ売るかではなく、いつ損切りするか。」
    つまり、リスク管理に一番力をいれている。
    これが個人にはほとんど出来ていないし、ほぼできない。
    業績が良いから必ず上がる、今の株価は安すぎる、という根拠のない自信をもって、最後まで取り残されるのが個人である。
    業績が良いことなど、機関投資家の情報・調査網では我々個人の遥か以前に掴んでいる。
    そこにまんまと乗ってきた個人の獲物に仕掛けをして機関は待っている。
    長く投資をしていると、そんな道は痛いほど通ってきている。
    それにいつまでも気付かない者は、最終的に全ての資金を失い市場から完全に消される。
    近い将来、必ず20,000円になると全く根拠のないことを言っている投稿が目立つが、確かに将来的にその株価になるかもしれないが、先の確約などどこにもない。
    あるのは目の前にある大きく下がっている株価である。
    分かって頂きたいのは損切りによる損失は負けではない!ということ。
    ケガは小さければ小さいほど回復も早い。
    傷を深くすればするほど身動きもできなくなり、やがて・・・
    素人になればなるほど、小さな損失も嫌い、ちょっとでもプラスにならなきゃ売りたくないとしがみつく。
    その心理を機関は狙うのである。
    業績が良くても常に低株価である銘柄はいくらでもある。
    ファンダメンタルは一時の材料に過ぎないことがしばしばあるのである。
    本当にファンダメンタルが影響する銘柄であるなら、しばらくは緩やかでも連日上げ続けていくが、ここはストップ高からの一気に窓埋め下落。
    つまり、空売りを仕掛けていた機関が、良好なファンダメンタルにとりあえず踏み上げを警戒してポジション調整の手仕舞いをしただけということである。
    調整が終わればまた時期を見て空売りするか、市場動向をみて買いに回るかを決める。
    貴方自身のポジションをどう取るか、ここへの投資はデイなのかスイングなのか、自身の考えを明確にして取引するが吉である。
    それにより売買タイミングは大きく変わる。
    ここの場合、仮に中長期で捉えるなら信用買いは命取りになる。
    貴殿のように素直に耳を傾け、受け入れる者は成長も成功もする可能性がある。
    逆に投資の世界に向いていない者は、自分の誤りをいつまでも認められない者である。
    明日上がるか下がるかは誰にも分からない。
    上がるなら乗れば良し。
    ただ、下がった時はその動き心理を冷静に考察し不穏な値動きがあるならば損切りしてでも一度ポジションを取り直すことを考えるが良いであろう。
    そうすれば、ここでも少なからず利益を出せるようになるであろう。
    健闘を祈る。