投稿一覧に戻る アンプリウス・テクノロジーズ【AMPX】の掲示板 7 右 強く買いたい 2023年7月22日 18:14 米Amprius Technologiesは2023年3月23日、500Wh/kg、1300Wh/Lという高エネルギー密度を実現したリチウムイオン電池の開発を発表した。 周期律表の元素の中で、リチウムと結合する能力が最も高いのがシリコンだ。現在のリチウムイオン電池で一般的なグラファイト負極に比べ、10倍ものリチウムイオンを保持することができる。複数の自動車メーカーや電池新興企業が、走行距離が長くて軽量な次世代EV用電池開発に向け、シリコン負極に注目しているという。 Ampriusは、一般的なEV用電池の約2倍のエネルギー密度を持つシリコン負極電池を発表した。テスラなどが使用するリチウムイオン電池のエネルギー密度は250~300Wh/kgの範囲にあり、この新しい電池のエネルギー密度は、およそ2倍でこれまで最高となる500Wh/kgだ。この値は、オレゴン州ビーバートンの独立試験検証機関であるMobile Power Solutionsによって検証された。これは、同じ車重でも2倍の航続距離を確保できるということだ。 同社のターゲット市場は、まず防衛や通信分野の航空用途だ。エアバスは、通信と地球観測のための完全太陽電池式高高度プラットフォームステーション「ゼファー」で、Ampriusの電池を採用している。またBAEシステムズも、無人偵察機向けに採用している。 同社の次なるターゲットは、ドローンや都市部の空輸など、商業用の電動航空機用途だ。「エアタクシーには、重量あたりのエネルギー量が多く、しかもそのエネルギーを素早く供給できる電池が必要だ」と、AmpriusのCTO、Ionel Stefan氏は語る。この重量あたりのエネルギー量では、一般的なグラファイト負極の372mAh/gに対し、シリコン負極は理論上、3600mAh/gが可能だ。また、シリコン負極は非常に薄くて多孔質であるため、イオンの出入りが非常に速く、急速充電と高出力放電が可能だ。実際に同社は2021年12月、6分間で80%まで電池を急速充電するデモを行っている。 返信する そう思う0 そう思わない0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
右 強く買いたい 2023年7月22日 18:14
米Amprius Technologiesは2023年3月23日、500Wh/kg、1300Wh/Lという高エネルギー密度を実現したリチウムイオン電池の開発を発表した。
周期律表の元素の中で、リチウムと結合する能力が最も高いのがシリコンだ。現在のリチウムイオン電池で一般的なグラファイト負極に比べ、10倍ものリチウムイオンを保持することができる。複数の自動車メーカーや電池新興企業が、走行距離が長くて軽量な次世代EV用電池開発に向け、シリコン負極に注目しているという。
Ampriusは、一般的なEV用電池の約2倍のエネルギー密度を持つシリコン負極電池を発表した。テスラなどが使用するリチウムイオン電池のエネルギー密度は250~300Wh/kgの範囲にあり、この新しい電池のエネルギー密度は、およそ2倍でこれまで最高となる500Wh/kgだ。この値は、オレゴン州ビーバートンの独立試験検証機関であるMobile Power Solutionsによって検証された。これは、同じ車重でも2倍の航続距離を確保できるということだ。
同社のターゲット市場は、まず防衛や通信分野の航空用途だ。エアバスは、通信と地球観測のための完全太陽電池式高高度プラットフォームステーション「ゼファー」で、Ampriusの電池を採用している。またBAEシステムズも、無人偵察機向けに採用している。
同社の次なるターゲットは、ドローンや都市部の空輸など、商業用の電動航空機用途だ。「エアタクシーには、重量あたりのエネルギー量が多く、しかもそのエネルギーを素早く供給できる電池が必要だ」と、AmpriusのCTO、Ionel Stefan氏は語る。この重量あたりのエネルギー量では、一般的なグラファイト負極の372mAh/gに対し、シリコン負極は理論上、3600mAh/gが可能だ。また、シリコン負極は非常に薄くて多孔質であるため、イオンの出入りが非常に速く、急速充電と高出力放電が可能だ。実際に同社は2021年12月、6分間で80%まで電池を急速充電するデモを行っている。