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ニオ【NIO】の掲示板 2022/03/16〜2022/09/15

  • >>769

     蔚来汽車(NIO)の現時点における重要情報の要約を以下に紹介します。

    (1)株価推移:
     2018年9月に上場(初値:6.6$)後、2019年には一時資金不足で倒産の予想もされ株価は1$台まで下落した。しかし、第一世代プラットフォームの開発に成功してからSUVの市場を「ES8」「ES6」「EC6」の3モデルで市場を開拓はじめ売上高の急増で株価は40数倍まで押し上げられた。現在は、米国中心の景気後退懸念の影響で株価は高値から1/3迄低下したが回復過程にあります。
    将来はテスラの後を追う代表的なEV(SUV)企業の一つと市場では言われている。

    (2)売上高推移:
    2019年:11億$
    2020年:23憶$
    2021年:56憶$
    2022年:91憶$(予想):アナリスト(15社)予想
    2023年:158憶$(予想):アナリスト(15社予想)

    (3)EBITDA:
    2023年黒字化(44百万$)目指す。

    (4)2022年の特筆:
     第二世代プラットフォームの開発で3つのニューモデル(「ET7」(3月納入開始)「ET5」(9月納入開始予定)「ES7」)を市場に投入開始。

    (5)生産拡大:
     自社生産体制構築しており、巨大生産拠点「ネオパーク」(生産能力:100万台)が22・3Q生産開始。

    (6)2022年月別売上高推移(単位:千台):
    9.7(1月)→6.1(2月)→10(3月)→5.1(4月)→7.0(5月)→13.1(6月)→?(7月):

    (7)NIOの特徴:
     7-1.資金調達ラウンドの展開:
     テンセントを始めバイドウ、京東など中国の強力メンバーが参加して構成されている。2022年3月末で現金保有額84憶$。
     
    7-2.バッテリー供給体制:
     世界に誇るEV用バッテリー企業CATLと2020年8月に共同で新会社設立してテスラ同様バッテリーサービスのサブスクリプション化に成功して「BaaS」事業展開。

     7-3.ニューモデル「ET7」(標準価格:44万8千元:約800万円)の特徴:
    ◎設計モデル:自動運転用として設計。
    ◎強力パワー:0→100km:3.9秒。
    ◎航続距離:SUVの中で世界最高の850km(ウルトラロングレンジ)。
    (参考)日産リーフe+(364km)、テスラ「モデルS」(647km)。
    ◎自動運転システム搭載:
     自社開発のプラットフォームソフトウェアを使用したシステム搭載。自社開発のセンシングシステム「Aquila Super Sensing」を搭載しており、合計33台のセンシングユニット(Lidar,カメラ、ミリ波レーダー、超音波センサー)などでドライバーモニタリング展開。将来の自動運転技術レベルアップデート可能なシステム構成になっている。
    ◎電池搭載量:
     ニューモデル[ET7]の現在の電池搭載量は150kwhでテスラの「モデルS」(100kwh)を凌ぐ。
       
     7-4.AIアシスタントシステム搭載:
     自社開発の「NOMI」搭載。20を超えるドライバー支援システム提供。無線アップデートで常に最新システム保持可能。
     
     7-5.世界初のスマートパワーエコシステム・電源ソリューション搭載:
     自社開発の「NIO POWER」搭載。クラウドでシステム強化。バッテリーの充電・交換・電力サービスをユーザーに提供。
     
     7-6.充電ネットワークの充実化:
     アプリで呼ぶ「Power Mobile」サービス展開。バッテリー交換(「NIO
    パワーズアップ」)僅か3分で完了。バッテリー交換ステーションを現在拡張中(現在:約170カ所構築)。2022年末までに、バッテリーワップステーション:1300台、高速充電器:6000台、デスティネーション充電器:10000台設置計画推進中。

     7-7.全個体電池開発中で世界で初めて今年EVに搭載予定:
     リチュームイオン電池の3倍の性能を有する全個体電池ほぼ開発完了しており、2022年中に「ET7」に搭載計画。この実現で大幅なEVの軽量化を目指している。急速充電性能3倍向上可能。全個体電池開発中のトヨタを抜き世界一を目指す。
    (参考:テスラ「モデルS」(電池搭載量:100kwh)で電池重量700kg)

     以上で世界一のテスラを追う一番手と称されており、今後3年間で25ケ国にEV販売・サービスを欧州に展開し、近いうちに販売・サービス展開拡大重点地域として、ドイツ、オランダ、スエーデン、デンマークを挙げております。今年は中国以外での販売拡大戦略を掲げて、5月には欧州販売戦略の一環としてノルウェーにサービスセンターやショールームをオープンし既に500台の販売を実施している。2022年中にノルウェーにショールームとサービスセンターを5ケ所開設予定。将来有望なNIOのEV最新情報を要約しました。参考になれば幸いです。