ここから本文です
投稿一覧に戻る

【GBP】四半期国内総生産の掲示板

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、7月の独仏ユーロ圏の製造業PMI改定値、ポンドドルは英国の7月製造業PMI改定値に注目する展開となる。

 ユーロドルは、1.1900ドルの本日のNYカットオプションが上値を抑える展開が予想される。ポンドドルは、1.3950ドルと1.3880ドルにストップロスが控えており、英国の7月製造業PMI改定値のサプライズに要警戒となる。

 ユーロ圏や英国の7月製造業PMI速報値は、新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大を受けて、6月製造業PMIから悪化していたことで、改定値の下方修正に要警戒となる。
 リスクシナリオは、7月27日付けのIMM通貨先物の投機部門取組でのドルの買い持ちポジションが昨年3月以来の高水準となっていることで、上方修正によるユーロとポンドの買戻しとなる。

 英国と欧州連合(EU)との北アイルランド議定書を巡る論争「ソーセージ戦争」は3カ月の休戦に入っているものの、英政府が、北アイルランドを巡る取り決めに関して、「大幅な見直しが必要だ」として再交渉を要求し、EUは再交渉を拒否しており、EU離脱を巡る混迷が再燃しつつあり、ユーロとポンドの上値を抑える要因となる。
 また、6日に発表される米7月雇用統計の改善が予想されていることも、ユーロとポンドの上値を抑える要因となっている。

想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、7月30日の高値の1.1909ドル、ユーロ円は一目・基準線の130.52円。ポンドドルは雲の下限の1.3983ドル、ポンド円は雲の上限の153.53円。

想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.1831ドル、ユーロ円は7月27日の安値の129.55円。ポンドドルは一目・転換線の1.3787ドル、ポンド円は一目・転換線の151.37円。