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【CAD】新規雇用者数の掲示板

◆ダウ平均: 35455.8 +242.68 +0.69%
◆S&P500: 4509.37 +39.37 +0.88%
◆NASDAQ: 15129.5 +183.69 +1.23%

 27日のNY株式相場は反発。注目されたジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が年内のテーパリング(資産購入の段階的縮小)開始を示唆し、テーパリング終了後も、直ぐには利上げを行わないとしたことでセンチメントが大きく改善した。ほぼ横ばいでスタートしたダウ平均はパウエル議長発言を受けて上昇し、242.68ドル高(+0.69%)とほぼ一日の高値で終了した。S&P500も0.88%高と反発し、2日ぶりに取引時間中と終値の最高値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合も1.23%高と反発し、最高値を更新した。小型株指数のラッセル2000は2.85%高と大幅反発し、3指数をアウトパフォームした。週間ではダウ平均が0.96%高、S&P500が1.52%高とともに反発し、ナスダック総合は2.82%高と3週ぶりに反発。ラッセル2000は5.05%高と3週ぶりの大幅反発となった。

 寄り前に発表された7月個人消費支出 (PCE) 価格指数は前年比+4.2%と1991年以来の高い伸びとなり、FRBがインフレ指標として注視するコアPCE価格指数も+3.6%の伸びとなり、インフレ高進が懸念されたものの、パウエルFRB議長がテーパリングは、利上げとは無関係とし、利上げのためには労働市場のさらなる回復が必要だとしたことが安心感につながった。S&P500の11セクターはヘルスケアと公益の2セクターが小幅に下落したものの、エネルギーの2.62%高を筆頭に9セクターが上昇。コミュニケーション、素材、金融が1%超上昇し、IT、一般消費財も0.9%超上昇した。