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【JPY】全国消費者物価指数の掲示板

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに大幅反落。米10年債利回りが一時1.6085%前後と昨年2月以来約1年ぶりの高水準に上昇すると、高PER(株価収益率)銘柄が多いハイテク株を中心に売りが広がった。金利急騰で投資家心理が悪化したことで、このところ上昇していた景気敏感株にも売りが波及し、ダウ平均は一時660ドル超下げた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は急反落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは大幅に続落。米景気回復や国債増発を見込んだ債券売りが出たほか、前週分の米新規失業保険申請件数などが予想より強い内容となったことが債券売りを誘った。米7年債入札が「不調」だったことも債券売りを促し、「売りが売りを呼ぶ展開」となった。10年債利回りは一時1.6085%前後と昨年2月以来の水準まで急騰した。市場関係者からは「FRBが長期金利上昇に警戒感を示していないこともあり、水準はさらに切り上がりそうだ」との声が聞かれた。
 5年債利回りは一時0.8617%前後まで急上昇した。市場では「一部ストラテジストが警戒する重要水準0.75%を上回ったことで売りが加速した」との指摘があった。

・原油先物相場は続伸。ロックダウン(都市封鎖)の緩和やワクチン普及を背景とした景気回復期待の高まりや、米南部テキサス州を襲った寒波の影響を受けている石油関連施設の操業再開の遅れなどを手がかりに底堅く推移。ただ、為替市場でドル安・ユーロ高が失速し、米株が大幅安となったことが重しとなり、上値は限られた。

・金先物相場は3日続落。米長期金利が大幅に上昇し、金利を生まない金は売りが継続した。また、ドルが対ユーロで上昇し、ドル建ての金に割高感が生じたことも売りを後押しした。