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株式投資 新ノートの掲示板

>>239

本日、10月8日(火)

<7751>キヤノン

◆2019/10/08(火) 日経産業新聞 4面
キヤノン、傘下オセの社名変更
キヤノンは商業印刷を手掛けるオランダ・オセの社名を2020年1月に変更すると発表した。新しい社名は「キヤノンプロダクションプリンティング」。あわせてオセの印刷機のすべての製品をキヤノンブランドに統一する。
 
オセは10年にキヤノン傘下に入り、印刷事業者向けの大型の印刷機などの開発や製造を進めてきた。現在はキヤノンとオセ、それぞれのブランドから製品を提供している。
 
社名変更は、キヤノンが新規事業の柱の一つとして位置付ける商業印刷の展開を加速する狙いだ。同社は商業印刷のほか医療機器やネットワークカメラ(監視カメラ)、産業機器を注力分野とし、事業構造の転換を急いでいる。


◆2019/10/08(火) 日経産業新聞 9面
キヤノンメディカル、ノイズ除去のCT

キヤノンメディカルシステムズは診断画像のノイズを除去する機能を搭載するコンピューター断層撮影装置(CT)の新製品を発売した。検出器の数は80列で、上位機種の位置づけだ。
 
最上位機種と同様に、人工知能(AI)の一種である深層学習(ディープラーニング)で構築した画像構成技術を搭載しており、線量が少なくても鮮明な画像を得られるようにする。
 
新製品の「アクイリオン プライム エスピー アイエディション」は、従来機種に診断画像のノイズ除去機能を加えて提供する。価格は24億円。通常の診断画像の構成とノイズ除去を担う情報処理の機構を1つにまとめられるため、撮影室と別に部屋を設けなくても設置が可能だ。

10/8(火)2,850 前日比+24.5(+0.87%)

  • >>273

    本日、10月9日(水)

    <7751>キヤノン

    ◆2019/10/09(水) 日経産業新聞 9面
    超音波診断装置、高周波で精度向上、キヤノンメディが新製品
     
    キヤノンメディカルシステムズが超音波診断装置の領域を広げている。超音波を受発信する「プローブ」と呼ぶ器具では高周波の超音波を扱える製品を発売。同時に、診断装置本体では高速の信号処理や、超音波を発する振動を細かく制御する技術を搭載する。両者を組み合わせることで体表に近い患部の状態や血流を表示し、診断の精度向上につなげている。
     
    33メガヘルツの超音波を扱える高周波プローブを発売した。主に上位機種の「アプリオ i」シリーズと組み合わせて使う。手の静脈や神経のように、体表に近い場所の組織を観察できる。例えば蚊に刺された箇所にプローブを当てれば、内部の血流が見られる。
     
    超音波診断装置では、セラミック製の振動子に電圧を加えて超音波ビームを発射、反射したものを受け取って診断画像を作成する。高周波のプローブは体の表面に近い患部を観察しやすく、低周波の製品と比べより細かい部分を見られるのが特徴だ。高周波の製品の場合、振動子を薄くする必要があり、セラミックの加工難度が高くなる。
     
    もう一つの強みが「iSMI」と呼ぶ低流速の血流を表示する技術だ。超音波の波形とノイズを分離する技術を開発。通常は血流の速度が遅いと不要なノイズが発生し、ノイズを除去しようとすると血流の信号が失われる。iSMIに33メガヘルツのプローブを組み合わせれば、皮膚のすぐ下のような場所でも細かな血流で適切な診断を下しやすい。
     
    超音波診断装置の世界市場は米ゼネラル・エレクトリックやオランダ・フィリップスが2割前後のシェアを占めているとされ、キヤノンや日立製作所が追いかける構図だ。コンピューター断層撮影装置(CT)などと比べ患者の身体の負担が小さく診断の選択肢になりやすい。一方で使用者の技量で得られる診断画像が異なるという面もある。

    キヤノンメディカルは超音波診断装置の技術を磨くことで、病気の早期発見などでの活用の広がりを見込む。CTなどよりも小さな腫瘍を見つけられる可能性がある。分子標的薬など薬の効果を測る用途も想定する。

    10/9(水)2,827 前日比-23(-0.81%)