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株式投資 新ノートの掲示板

>>1600

本日、10月22日(木)

<4063>信越化学

前回の投稿は、10/21(水)14,490円
今日の終値は、10/22(木)14,485円
-0.03%の下落率

信越化、時価総額6兆円超、上場来高値、業績や財務基盤を評価。
◆2020/10/22(木)日本経済新聞 朝刊 19面

21日の東京株式市場で信越化学工業の時価総額が終値ベースで初めて6兆円を超えた。主力の塩化ビニール樹脂の需要が堅調で、化学業界のなかで業績の安定度や財務の健全性が高いことを評価した買いが入っている。
 
終値は前日比200円(1%)高の1万4490円だった。場中には1万4590円を付け上場来高値を更新した。時価総額の大きさは東証1部の13位。
旭化成(1兆3036億円)や三菱ケミカルホールディングス(9259億円)など大手化学を大きく引き離す。
 
信越化は半導体基板材料のシリコンウエハーに加え、配管や建材に使う塩化ビニール樹脂でも世界シェア首位だ。9月の米住宅着工戸数が前月比1・9%増えるなど、米住宅市場の回復が追い風となり、米塩ビ市況は持ち直している。
 
中国の華為技術(ファーウェイ)を巡る米中対立などでハイテク株が調整局面にあった8~9月も、信越化株は上昇傾向で推移してきた。
 
米大統領選を巡る思惑や、欧州を中心としたコロナ再拡大などで相場全体の上値が重い。投資家が選別色を強めるなかで、「(信越化は)景気敏感株の中でも業績に安定感があり、総合力に評価が集まりやすい」(ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘氏)。
 
2021年3月期の連結純利益の見通しは三井化学が前期比21%減、住友化学は同35%減。信越化は通期予想を出していないが、市場予想平均(QUICKコンセンサス)では同7%の最終減益にとどまる見通し。
 
自己資本比率は80%台と財務基盤が強い半面、塩ビや半導体関連の増産投資も進めている。SBI証券の沢砥正美シニアアナリストは「22年に向けたシリコンウエハーの値上げ交渉が次の焦点」とみている。

10/22(木)14,485 前日比-5(-0.03%)

  • >>1608

    本日、10月28日(水)

    <4063>信越化学

    前回の投稿は、10/22(木)14,485円
    今日の終値は、10/28(水)14,540円
    +0.38%の上昇率

    信越化、際立つ底堅さ、今期最終益10%減どまり、ウエハー好調、下期の回復鮮明に
    (決算深読み)
    ◆2020/10/28(水)日本経済新聞 朝刊 15面

    信越化学工業の業績が新型コロナウイルス禍でも底堅い。27日に発表した2021年3月期の連結純利益は前期比10%減の2830億円となる見込みだ。米住宅市場の回復で建材に使う塩化ビニール樹脂の販売が堅調なほか、半導体用のシリコンウエハーも好調だ。株価も上場来高値圏にあり、国内の化学大手で初めて時価総額が6兆円を超えた。
     
    「11月の販売も北米を中心に大変堅調で、塩ビは今後も値崩れすることはない」。同日開いたアナリスト説明会で斉藤恭彦社長はこう強調した。
     
    連結売上高は7%減の1兆4300億円、営業利益は7%減の3770億円を見込む。純利益の2830億円は、市場予想平均(QUICKコンセンサス)の2939億円(6%減)を下回る。ただ、前期に計上した政策保有株の売却益(78億円)の影響を除くと、おおむね市場の期待通りで着地する。
     
    国内化学大手では21年3月期に住友化学が35%、三井化学も21%の最終減益を見込んでおり、競合と比べて底堅さが際立つ。収益を支えるのが塩ビとシリコンウエハーの2つの屋台骨だ。

    塩ビの販売にはコロナの意外な追い風が吹く。4~5月に都市封鎖などで落ち込んだが、足元は米住宅市場の回復で持ち直している。都市での生活を避け、郊外に住宅を買い求める人が増えているためだ。9月の米住宅着工戸数は前月比1・9%増えており、こうした動きを背景に4月を底に回復基調を保っている。
     
    需要増から値上げも浸透しやすくなっている。9月に続き10月も値上げできる見通し。販売増だけではなく収益性も下期(10月~21年3月)にかけて高まる。
     
    10/28(水)14,540 前日比-90(-0.62%)