ここから本文です
投稿一覧に戻る

欧米 金融政策の掲示板

4月の米インフレ率が穏やかな数値となったことを受けトレーダーは先週、今年2回の利下げを織り込んでいたが、現在は再び疑問視している。

スワップ市場は年内の利下げ幅として約40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を織り込んでおり、初回の25bp利下げは11月と想定されている。

ウォラーFRB理事は21日、「今後3-5カ月にわたってデータが軟化し続ければ、今年末の利下げも検討できる」と述べた。一方、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、消費者物価の急激な伸びはおおむね抑制されたとの認識を示し、6月に利下げの「可能性は高い」と語った。

ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。

カマクシャ・トリベディ、ジョセフ・ブリッグス両氏が率いるストラテジストは顧客向けリポートで

「FRBが金利を据え置く一方、多くの国・地域が米国の動きを待たず国内で緩和を進めることになれば、政策の乖離(かいり)がドル高を長期化させる可能性が高い」と指摘。ストラテジストらはカナダ、英国、ユーロ圏の6月利下げを予想している。

  ドルは今年、10カ国・地域(G 10)通貨すべてに対して上昇しており、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は年初から3%近く上昇している。