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4565そーせいグループ 中長期ホルダー専用スレ【短期、売煽りは入室厳禁】の掲示板

総会お疲れさまでした~
総会については決算説明会と合わせてマイペースでコメントします♡
今回は、「株価は底をうったのか?」、投稿4564の続きの私見です。
底値買いに大事なことは、大口の「買わない理由」が解消することって書きましたが、その内の「株主資本コスト上昇が織り込み済」について述べます。
「何のことやら」と思われる方に、誤解を恐れずに簡単に説明します。
・FRBの政策金利に連動しやすい2年物米国債の利回りは、インフレにより11月末の0.45%から2月下旬の1.6%まで1.15%も急上昇しました。その間、他グロース株同様、そーせいの株価は2200円から1300円まで暴落しました。2月下旬は私が「資源・金利系とのセット買い」を投稿した直前です。なお、同利回りは資本コストに影響します。
・本日現在、2年物米国債の利回りは2.15%で、2月下旬より更に0.55%上昇しています。一方、同社の株価は1489円と2月下旬から上昇しており、利回り上昇の影響を受けていないようです。東欧情勢悪化にかかわらずです。
これが資本コスト(正確には株式リスクプレミアム)上昇の一旦の「織り込み済み」です。
「結果論じゃん」って言われそうですが、少し違います。
株主の要求利回りである株主資本コストを、単純化してM導出直後と2月下旬で試算してみます。
同社の価値は、パイプライン、上市品、基盤技術、投資、ネットキャッシュから成り立つと思いますが、資本コストの影響を最も受けるパイプラインに注目します。上市品のNPVを特許延長仮定で約150億円、基盤技術と投資は簿価で約150億円、負債控除後のネットキャッシュを約300億円とします。基盤技術と投資は更に価値がありますが、今回は保守的に評価します。
M導出時の同社の時価総額は約1900億円だったので、上市品等の計600億円を控除すると、正味のパイプラインは約1300億円で評価されていたことになります。一方で2月下旬の時価総額1100億円の時に同様の計算をするとパイプラインの評価は500億円になります。M導出時のパイプライン1300億円がデフレ下の一般的な株主資本コスト7~8%で評価されたものだとすると、2月下旬時点についてもパイプライン評価額500億円から逆算により資本コストの水準を推測できると思います。この水準が底値の根拠となります。(内容は次回)