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4565そーせいグループ 中長期ホルダー専用スレ【短期、売煽りは入室厳禁】の掲示板

4537の続きです。以下もちろん私見です。
説明会で私の次のポイントに注目していると書きました。
・CEOは私の投資の時間軸(今回は数年)での株価を本当に気にしているか
・CEOは上記の時間軸での株価上昇のドライバーを理解しているか
「あたりまえじゃん」って思われるかもしれませんが、意外にそうではないんです。1,2年で株価を上げようとすると長期的な企業価値の向上を損なう可能性がある場合、CEOは口ではそう言っても腹の底ではちゃんと長期的な企業価値の向上の優先を考えるはずです。また、1,2年の時間軸では、前投稿で述べた金融相場の思惑面が強く出ると必ずしも企業価値向上=株価上昇とはなりません。投資先が企業価値向上に地道に取り組んでいるのを後目に、所謂IR芸を得意とする会社の株価がぐんぐん上がっていくのをご覧になった方も多いと思います。
では具体的に、3年前のカニクイザル事件後のCEO交代劇の時を例にとります。CEOに返り咲いた田村CEOにとって、株価の早急な立て直しは急務だったと思います。そうしないと、買収されてしまうからです。また、当時、確かFRBがハト派に転じていて金融相場がスタートしていました。バイオ業界に流れる資金量の変化を通じて田村CEOもそれを感じ取っていたはずです。ここで、私の記憶では、田村CEOはステージに関わらず導出・提携に今後力を入れていく旨を戦略として語っておいででした。素晴らしいです。早期での導出でPOCまで遠かろうが関係ありません。金融相場だからです。さすが、百戦錬磨の田村社長です。更に「ウルシーの延長の話」とか「アラガンの本気」とかも加わり、2800円近くまで値上がりしたように記憶しています。おかしなIR芸に走らずに、企業価値向上を株価にうまくレバレッジさせたといえます。
では、今回の決算説明会及びCEOの交代ではどうかということになりますが、今回は、実は、これから業績相場に完全に移行するのか、金融相場に戻るのかの判断が難しいんです。それと関連しますが、これから好況になるのか不況になるのかも変数が多すぎてわからないのです。マクロ経済通の方ならわかると思いますが、40年ぶりにスタグフレーションという言葉が出てくるくらい環境が複雑化しています。
マクロ素人投資家の私は、それを踏まえた上で決算説明会を拝聴することになります。(後日に続きます)