ここから本文です
★新 株式投資『四半期決算』の短中期投資★
投稿一覧に戻る

★新 株式投資『四半期決算』の短中期投資★の掲示板

>>4072

変人弱小投資家さんが書かれていた懸念は、なかちゃんさん同様、私も感じています。

//この変人(ブラックスワン?)の頭の中で、最近では久し振りに “赤ランプ” が点滅しています。//

私の投資歴も結構長いのですが、その中でも最も長く深く下落が続いたのが、リーマンショックの時です。
リーマンショックが起こってそこから株式は大きく下落しましたが、じつはその前に米国の住宅バブルが弾け始めた時から既に株価は大きく下がっていました。

2006年末くらいが米国住宅バブルのピークでしょうか。
世にサブプライムローンの危機が初めて伝わったのが2007年2月のHSBCに巨額評価損計上です。その直前、1月末の日経平均は17383円でした。
そして徐々に危機が拡大していき投資資金が逃避、2007年8月にはBNPパリバがファンドの解約停止に踏み切り、9月にはFRBが大規模な金利引き下げを始めました。

それでも危機は収まらず、翌2008年3月にベアスターンズの破綻があり、そして迎えるのが9月15日のリーマンブラザースの破綻です。直前8月末の日経平均は13072円です。

つまりリーマンの破綻までに、日経平均は▼4311円も下落していました。リーマンの破綻により、日経は更に下げ足を強め、2009年の3月には7054円まで▼6018円も下落、2007年1月末からの累計では▼10329円の下落でした。

サブプライムショックのはじめを2007年の2月としますと、そこから1年半をかけて問題が表面化・拡大していき、結果としてリーマンが破綻まで行って、更に半年後まで、株式市場の下落は続きました。

足掛け25か月、下落率▼59%、下落幅▼10329円というのが、(リーマンショックを含む)サブプライムショックの全貌です。

今回のコロナショックも、世界経済に与える影響は、サブプライムの時と同じくらいの長さと深さを考えておかなければならないのではないかと思っています。
ただ、危機の様相は毎回違う。長さは必ずしも2年ではなく、深さも必ずしも▼50%ではないかもしれません。
しかし、私がまだ全く十分ではないと感じるのは長さの方で、2~3か月でおしまいですか?サブプライムの時は全然違いましたよ。そう思います。