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NYダウ3日ぶり反落、570ドル安 賃金インフレを警戒

4月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比570ドル17セント安の3万7815ドル92セント(速報値)で終えた。同日発表の雇用関連指標が賃金インフレの高まりを示し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期への不透明感が強まった。

1〜3月期の米雇用コスト指数が前期比1.2%上昇と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(1.0%)以上の上昇率となった。2023年10〜12月期(0.9%上昇)も上回り、「インフレ鈍化の停滞を示す新たなデータだった」(ウェルズ・ファーゴ証券)との声があった。

インフレ高止まりでFRBの金融引き締めが長期化し、米景気を冷やすことも警戒された。同日発表の4月の米消費者信頼感指数が97.0と市場予想(103.5)を下回り、2022年7月以来の低水準となった。4月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は37.9と市場予想(45.0)に反して低下し、22年11月以来の低さだった。

米長期金利は一時、前日比 0.08%高い(債券価格は安い)4.69%に上昇した。長期金利の上昇基調に歯止めがかからず、株式の相対的な割高感が意識された。

FRBが5月1日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエルFRB議長の記者会見を見極めたい参加者が多かった。持ち高調整の売りも出て、ダウ平均など主要株価指数は午後に下げ幅を広げた。

29日夕にユーロネクスト市場での上場廃止を申請したと発表したキャタピラーが大幅安となった。ボーイングやセールスフォースも安い。一方、四半期決算が市場予想を上回ったスリーエムは上げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、前日比325.262ポイント安の1万5657.822(速報値)で終えた。テスラの下げが目立った。