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消費企業景況感、4期連続で過去最高 株高と訪日客効果

消費関連企業の景況感を示す「日経消費DI」の4月の業況判断指数(DI)は、プラス27と4調査連続で過去最高となった。1月の前回調査から7ポイント上昇した。3カ月後の業況見通しも、1995年の調査開始以来の最高値を記録した。歴史的な株高による消費押し上げ効果やインバウンド(訪日外国人)客需要への期待が高まっている。(詳細を26日付日経MJに)

業種別では全14業種中、9業種で景況感が改善した。物流会社や通信会社を中心とした「生活関連」企業などで上昇幅が大きかった。3月の引っ越しシーズンが好調だったというサカイ引越センターは「新型コロナウイルス禍後に転勤が増え、引っ越し件数が戻ってきている。燃料や資材高は一部価格転嫁できており好調さは続く」とみる。

先行き見通しも堅調だ。3カ月後の業況見通しは、前回調査を6ポイント上回るプラス22だった。95年の調査開始以降で見通しが最も良かった96年4月を超えて、過去最高を記録した。

要因の一つは世界的な株高だ。3月には国内でも日経平均株価が史上初めて4万円台にのせた。同調査で最近の株高の影響を聞いたところ、21%が商品・サービスの購入単価が「上昇している」と答えた。

  • >>6198

    消費関連企業は歴史的な株高による資産効果に期待を膨らませる。「コンビニ・ミニスーパー」や「百貨店」「自動車・ガソリンスタンド」関連の企業で先行きの期待が高い。

    高級ブランドのバッグや時計、宝飾品といった高額品が伸びる高島屋は「円安・株高を背景に、国内と訪日客消費ともに堅調に推移する」と読む。急速に拡大するインバウンドは追い風だ。3月の訪日客数は300万人を超え、統計をとり始めた64年以降最多となった。高島屋では3月の免税売上高が単月として過去最高を更新した。

    大型連休をひかえ、行楽需要を見込む声も上がっている。ローソンは「ゴールデンウイーク(GW)の人流増加で、飲料や行楽用品などを中心にコンビニエンスストアでの買い物が増える」と見通す。

    カラオケ店「ビッグエコー」を運営する第一興商や、ボウリング場を展開するスポルト(名古屋市)も「業績は今後も好調に推移するだろう」と期待感を示した。

    日経消費DIは「良い」と答えた企業の割合から「悪い」の割合を引いた値。日本経済新聞社が四半期ごとに消費関連企業への調査を基にまとめている。4月調査は4月4日までに164社から回答を得た。