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シンガポール株23日　続伸、7カ月ぶり高値　米株高やインフレ率2年半ぶり低水準が支え

23日のシンガポール株式相場は続伸した。主要株価指数であるST指数の終値は前日比47.55ポイント（1.47%）高の3272.72だった。2023年9月15日以来約7カ月ぶりの高値となった。前日の米株高や香港株高などを背景に投資家心理が上向き、幅広い銘柄で買いが優勢となった。

午後発表の3月の消費者物価指数（CPI）は前年同月比2.7%増と、2月の3.4%増から縮小し、21年9月以来2年半ぶりの低い伸び率となった。インフレの鈍化を背景に、中央銀行にあたる金融通貨庁（MAS）による金融緩和への期待感が浮上し、投資家心理の支えとなった。

ST指数を構成する30銘柄のうち26銘柄が上昇した。香港不動産のホンコン・ランド・ホールディングスや金融大手ユナイテッド・オーバーシーズ銀行（UOB）、不動産キャピタランド・インベストメントは上昇した。

半面、中国造船大手のヤンズージャン・シップビルディングは下落した。