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ガード下deありのまま。の掲示板
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>>7499
スッキリさん、ゆにこんさん、こんにちは。
前にもこの辺の議論はあって、血液脳関門(BBB)の破綻により、効くかもしれないという話でした。
https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1160004548/9a32fe896172ad5a7794bbb252258900/1/3237
ただ、BBBを通過する薬剤の方が薬効的に有利と考えられるため、
あまり通過しないという0871は不利かなあという単純なロジックです。
逆にBBBを通過することに優位性が無いなら、サノフィがプリンシピアを巨額買収するようなことも無かったのでは?
ちなみに抗体薬はBBBを全く通過しないわけではなく、例えばアルツハイマー型認知症薬のレカネマブは脳内移行して作用するようです。投与量に対して移行率は0.5%と非常に小さいですが、抗体だと長期的に作用することから、ある程度の期間、投与を続けることで少量でも効果があると考えられます。
ゆにこん 2023年12月9日 08:19
>>7496
> ・・・いつだったか個人説明会動画で、質問の中に血液脳関門を通過するのかどうかというのがあり、吉野社長が、あまり通過しないとおっしゃっていた記憶があります。なのに、説明会資料には、適応拡大の中に多発性硬化症が載っている。
>
> 血液脳関門の破綻すると多発性硬化症になるような論文が散見されるので、破綻していたら、患部に届くかもと思っています。
横から失礼します。私も当時気になりましたが、多発性硬化症で使われている高分子の抗体薬オクレリズマブがあるので、薬剤が関門を通過する特性を持つことは必須ではないと思います。
病態により関門が破壊されるからなのか、B細胞により活性化されたT細胞の一部は中枢を巡回でき、末梢のB細胞を抑えれば中枢で悪さをするT細胞も減るのかわかりませんが、私は後者を支持してます。その場合、薬剤が関門を通過しにくいことは、副反応的にメリットになり得るかと。
T細胞は中枢を巡回する
https://www.neurology-jp.org/Journal/public_pdf/053110898.pdf