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キャシー・ウッド氏の戦略への懐疑論強まる-空売りやツイッター論争
8/18(水) 17:27配信

(ブルームバーグ): テーマ型上場投資信託(ETF)の運用で知られるキャシー・ウッド氏の投資戦略への懐疑論者が増えるとともに、自らの疑問を口にし始めている。

映画と小説「世紀の空売り」で有名な マイケル・バーリ氏など著名ヘッジファンド運用者が、ウッド氏のアーク・イノベーション・マネジメントの旗艦ファンドへの空売りポジションを明らかにしたほか、同ファンドに対する逆張りのファンドの計画が浮上したり、ソーシャルメディアで同氏に論争を挑む投資家が現れたりしている。

センパー・オーガスタス・インベストメンツ・グループの最高投資責任者、クリス・ブルームストラン氏は17日夜にツイッターで、ウッド氏のアーク・イノベーションETF(ARKK)について自身の見解を披露した。

良い点は同ETFの保有トップ10銘柄中6銘柄の投資リターンがプラスなことだが、「悪いところは株価収益率(PER)が私の見慣れているものより幾分高いことだ」とし、ウッド氏とチームは「成長、それも非常に大幅な成長を当てにしていると結論付けざるを得ない」などとツイートした。

米証券取引委員会(SEC)への届け出によると、ローリオン・キャピタル・マネジメントやゴールデンツリー・アセット・マネジメント、コーモラント・アセット・マネジメントなどのヘッジファンドはARKKをショートにしている。IHSマークイットのデータによると、同ETFの空売り比率は6月末以降に増え、発行済み口数の4.6%に達した。

ARKKは2020年のリターンがプラス149%と、米上場ETFの中でトップクラスだったが、今年これまではマイナス7%前後に沈んでいる。

ウッド氏はこれまでのところバーリ氏にのみ反論し、住宅ローン市場で「素晴らしい読み」を示したバーリ氏が、イノベーション(革新)という分野で「爆発的な成長と投資機会」を生み出すファンダメンタルズを理解しているとは思えないと指摘した。

ウッド氏、「世紀の空売り」投資家に反論-革新分野への理解に疑問

ウッド氏を批判する向きはあるものの、同氏は中国のテクノロジー銘柄保有縮小では多くのライバルに先駆けて行動。教育やテクノロジー業界への中国政府の締め付けを受け、世界の市場で取引される中国株は時価総額にして先月1兆ドルを失った。

キャシー・ウッド氏、中国エクスポージャーをゼロにした理由を語る

原題:Cathie Wood’s Strategy Draws More Skeptics as Returns Dwindle(抜粋)

(c)2021 Bloomberg L.P.