ここから本文です

>>22470

⬆追う"ウーバー"
2019/04/17 05:00
ライドシェア世界大戦
【含み益1兆円か、ウーバー大株主の孫正義氏が仕掛けるモビリティー革命】
浅川 直輝
 約1兆円――。米ウーバーの新規株式公開(IPO)がソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)にもたらす含み益の見込み額である。
 ソフトバンクグループが投資子会社のSVFを通じて米ウーバーの発行済み株式の15%を77億ドルで取得し、筆頭株主になったのは2018年1月のことだ。
 2017年当時のウーバーはどん底の状況にあった。共同創業者が6月にセクハラ問題でCEO(最高経営責任者)職を辞任、11月にはデータ漏洩の隠蔽工作が発覚してCSO(最高セキュリティー責任者)が解雇された。同年通期の業績は売上高75億ドル(約8000億円)に対し、赤字額は調整後ベースで22億ドルに上った。
 2019年4月現在のウーバーの状況は当時より上向いている。2018年通期で売上高113億ドルと前年比4割増、赤字額は同18億ドルと2割近く減らした。
 米メディアはウーバーの上場時の時価総額は1000億ドルになる見込みと報じている。現在はSVFがウーバーの株式の16.3%を保有しており、単純計算で80億ドル(9000億円)以上の含み益が発生することになる。
 ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長はウーバーの上場に伴い、保有株をどこまで売却し、利益を確定させるのか。その判断を推測するには、孫氏がライドシェアを含むモビリティー分野にかける熱意と戦略を振り返る必要があるだろう。
世界のライドシェア大手に出資
 「17年度の運賃は世界合計で7兆円規模、1日当たりの乗車回数は3500万回。今は4000万を超えているだろう。我々は業界全体の筆頭株主だ」。ソフトバンクグループが2018年7月に開いたイベントで、孫氏は自らが率いるライドシェア連合を誇らしげに語った。
(以下略)

  • >>22533

    【トヨタがウーバーと提携、自動運転「ライドシェア」実現へ】
    4/19(金) 17:00配信
    ウーバーの自動運転部門が、ソフトバンクやトヨタらから10億ドル(約1100億円)の資金を得て、新たな歩みを開始する。
    ウーバーは自動運転開発部門の「アドバンスト・テクノロジーズ・グループ(Uber ATG)」を分社化すると4月18日に発表した。ATGに対しトヨタが4億ドル(約450億円)、デンソーが2億6700万ドル、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが3億3300万ドルを出資する。
    トヨタは昨年8月、ウーバーに5億ドルを出資し、同社の「シエナ」ミニバン車両にウーバーの自動運転技術を搭載した専用車両を開発すると発表した。両社は本格的な自動運転による配車サービスの実用化を見据えており、トヨタは今回の4億ドルの出資とは別に、今後数年で最大3億ドルの開発費を負担する用意があるという。
    ウーバーCEOのダラ・コスロシャヒは「トヨタとパートナーシップが結べたことで、当社のATGチームの実力が証明できた。今後のプロジェクトの成果を確信している」と述べた。
    今回の総額10億ドルの出資は、7月から9月をめどに完了する予定で、ウーバーのATG部門の企業価値は72億5000万ドルと評価された。トヨタとソフトバンクグループはATGへ取締役を1人ずつ派遣する予定だ。
    (中略)
    「トヨタは安全でセキュアなモビリティ社会の実現を目指している」とトヨタの友山茂樹副社長は声明で述べた。「トヨタとデンソー、Uber ATGの3社の取り組みで、自動運転によるライドシェアサービスの早期実用化を目指す」と彼は続けた。
    ソフトバンクはGM傘下の自動運転企業「クルーズ」に対しても22億5000万ドルを出資しており、今年2月には自動運転による無人配送車を開発するスタートアップ、Nuroに9億4000万ドルを出資した。
    ソフトバンク・ビジョン・ファンドCEOのRajeev Misraは今回の出資にあたり、次のように述べた。「今回の取り組みは、世界最大のライドシェア企業であるウーバーとトヨタがコラボを行う理想的な取り組みだ。自動運転によるライドシェアサービスの実現に向けた、大きな前進といえる」