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ZMPとZMP関連銘柄を語るの掲示板

>>11129

【米朝舌戦の結末に対して、中国がカードを握ってしまった】
2017年8月14日(月)08時10分
遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/post-8199.php
もし北朝鮮が米国領を先制攻撃して米軍が報復した場合、中国は中立を保ち、米軍が先制攻撃すれば中朝軍事同盟を守ると表明。習近平は電話会談で「緊張を高めず、対話によって解決すべき」とトランプに強調した。(中略)
しかし今般、米朝舌戦がエスカレートする中、北朝鮮が米国領グアム海域へのミサイル攻撃計画を発表した。それを受けて、8月11日、中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹版「環球時報」は、以下のような社説を掲載した。
●北朝鮮に対する警告:もし北朝鮮がアメリカ領を先制攻撃し、アメリカが報復として北朝鮮を武力攻撃した場合、中国は中立を保つ(筆者注:即ち、中朝軍事同盟は無視する。これは北朝鮮にとっては脅威)。
●アメリカに対する警告:もしアメリカが米韓同盟の下、北朝鮮を先制攻撃すれば、中国は絶対にそれを阻止する(筆者注:これは中朝軍事同盟に従って北朝鮮側に付くことを意味する)。中国は決してその結果描かれる「政治的版図」(朝鮮半島が米韓によって占領されること)を座視しない(筆者注:米中が戦争となれば、アメリカ経済には大きな打撃。中国依存度が高いから。アメリカは中国を相手に戦争をしたいとは思っていない。また中朝露とアメリカが戦うことになれば、第三次世界大戦に発展する)。
●中国は朝鮮半島の核化には絶対に反対するが、しかし朝鮮半島で戦争が起きることにも同時に反対する。(米韓、朝)どちら側の武力的挑戦にも反対する。この立場において、中国はロシアとの協力を強化する。
中国がカードを握ってしまった
この声明は、何を意味するのか。
それは、米朝両国に「中朝軍事同盟」というカードを用いて警告を与え、北朝鮮を中心とする北東アジア情勢動向のカードを、中国が握ってしまったことを意味する。北朝鮮は160数カ国と国交があるが、軍事同盟を結んでいるのは中国のみ。中国はこの軍事同盟を逆手に使って米朝両国に警告し、両方が軽率には軍事的に動けないようにしたことになる。こうなると中国が主導権を握ることになるのだ。(以下略)

  • >>11309

    【北の譲歩は中国の中朝軍事同盟に関する威嚇が原因】
    遠藤誉 | 東京福祉大学国際交流センター長
    8/15(火) 19:41
    https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20170815-00074572/
     北朝鮮が「しばらくアメリカの動向を見守る」と譲歩したことに関し、中国が国連制裁決議実行を表明したからという見方があるが、それは違う。あくまでも中国が中朝軍事同盟により北朝鮮を威嚇したからだ。
    ◆金正恩、ミサイル発射を一時見送り――中朝軍事同盟撤廃をちらつかせた中国の威嚇
     北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は14日、朝鮮人民軍戦略軍の司令部を視察し、米領グアム周辺海域へのミサイル発射に関する説明を受けた。その結果、「アメリカの動向をしばらく見守る」と述べ、弾道ミサイル発射を一時見送る考えを示した。中国中央テレビCCTVが、北朝鮮の朝鮮中央通信の情報として、速報で伝えた。(中略)
     それはまさに、中国が望むことであり、中国の「中朝軍事同盟撤廃」をちらつかせながらの威嚇が効いたものと解釈される。その詳細は8月13日付のコラム「米朝舌戦の結末に対して、中国がカードを握ってしまった」で述べた通りだ。(中略)
     日本は又しても、米中の真の流れからは、離れたところで動いているのではないだろうか。また置き去りにされはしないか。
     もちろん圧力は強めなければならない。北朝鮮の暴走を何としてもとめなければならない。しかし戦争に突き進むことだけは何としても避けるべきで、朝鮮戦争の休戦協定を破ってきたのはアメリカであり韓国だという事実を考えれば、アメリカには対話に応じる義務がある。休戦協定を、アメリカならば破ってもいいという超法規的な国際ルールはあってはならないだろう。
     韓国にしてもそうだ。本日8月15日の光復節で「日本は歴史を正視して深い反省を」といった趣旨のことを言っているようだが、(日本は二度とあのような戦争を繰り返してならないのは大前提として)、こんにちの朝鮮半島を中心とした差し迫った危機をもたらしたのは、韓国の初代大統領、李承晩であった事実を正視すべきではないのか。そこをスルーして、慰安婦像をバスの座席にまで座らせる方が優先されるのだろうか?
     北朝鮮問題の根源を見ない限り、着地点は絶対に見えてこない。(以下略)

  • >>11309

    ⬆●北朝鮮に対する警告
    >中国も呆れる?(((・・;)?
    「中国全土を射程に」習近平氏を脅す金正恩氏
     編集委員 中沢克二
    2017/8/16 6:30 [有料会員限定]
    http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXMZO19994090V10C17A8000000/
    中国 北朝鮮
     「開発に成功した新型弾道ミサイルは中国全域を射程に収めた」。北朝鮮の幹部が内部で口にしたという極秘の話の一部が、中朝国境をまたいで中国側に流れてきている。日本上空を通過して米国領グアムのアンダーセン空軍基地周辺を狙うミサイル発射があるのか。これが世界の関心の的だが、実は「中国全土が北朝鮮の核ミサイルの照準に入った」という事実も、現在の緊張状態を読み解くには極めて重要だ。

  • >>11309

    ⬆中国がカードを握ってしまった
    【中国、有事の参戦義務復活か 中朝「伝統的友誼」再び 米、対北武力行使困難に】
    3/30(金) 7:55配信
    h ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180330-00000070-san-cn
     【北京=藤本欣也】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の中国訪問で両国関係が改善する中、有事の際に互いに軍事支援すると定めた「中朝友好協力相互援助条約」の存在が改めて関心を集めている。昨年来、中朝関係悪化を背景に中国側が参戦義務はないと主張していたためだ。両国の「伝統的友誼(ゆうぎ)」の復活を受け風向きが変わるのは必至で、米国が北朝鮮へ武力行使するのはより困難となった。
     29日付の中国各紙は1面トップで中朝首脳会談の記事を掲載、共産党機関紙、人民日報は「中朝の伝統的友誼を高めることが両国の共通利益であり、戦略的選択である」と主張した。
     中国は朝鮮戦争(1950~53年)に人民義勇軍を参戦させ、多大な犠牲を払って北朝鮮を救った。「血で固めた友誼」と表現されるのはこのためだ。
     61年には中朝友好協力相互援助条約を締結。第2条に「一方の国が攻撃され戦争状態に陥った場合、他方の国は全力で軍事援助を与える」とする自動介入条項が盛り込まれた。
     しかし北朝鮮が核・ミサイル開発を強行し軍事的緊張が高まった昨年、中国官製メディアが同条項の無効を主張して注目された。
    (以下略)

    【北、対中諜報員の増員指示 元米情報将校証言 中国取り込みに必死】
    3/30(金) 7:55配信
    h ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180330-00000065-san-kr
     北朝鮮の工作機関、偵察総局が傘下の組織に中国の政府や企業の情報収集などを行う諜報員の増員を指示していたことが29日、分かった。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は25日から28日まで中国を非公式訪問し、習近平国家主席と会談。北朝鮮の最大の支援国である中国の取り込みを確実に成功させるため、中国国内の情報を先回りして得る諜報活動を強める狙いとみられる。(板東和正)