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4587-PEPTIDREAM研究会(中・長期ホルダー専用)短期・売り煽り禁止!!の掲示板

(´・ω・`)こんばんわ。
本日のニュースとPDに与える影響を考えてみます。
不確定な要素もあり、あくまで補助線程度に考えていただければありがたいです。

さて、皆さんご存知の通り、本日、ソユーズFSの打ち上げが失敗しました。
幸い2人のクルーは無事でした。ソユーズシリーズの設計思想の優秀さ、堅牢さに救われたといえます。
なお、ISSへの有人往還手段はソユーズ宇宙船のみで、他の手段はありません。

結果として、ISSへの滞在人数は 滞在中の3名+今回の2名→5名 が3名のままとなります。
必然的に、PCGを含め、各種実験スケジュールの組み直しが必要となろうかと。
場合によっては、実験開始のタイミングが遅れる可能性が高まっています。

また、12月帰還予定の3名が、通常通り帰還する場合、有人往還システム再開まで、ISSのは無人運用となる可能性も指摘されています。
19年前半については、PCGを始めとした実験運用スケジュールが白紙に戻る可能性も現時点では高いと言わざるを得ません。

なお、ISSへの有人往還が再開するには
 ・ソユーズによる飛行再開
 ・SpaceX(19年6月予定),Boeing の有人往還システムの稼働
のどちらかが必要となります。

19年いっぱいはISSを巡る動きは波乱含みとなると現時点では考えています。

■PDにもたらすリスク
まず、今回の打ち上げ失敗によるサンプルの喪失はありません。これは僥倖です。

ただし、下記のリスクが浮上したと考えます
・HTV-7のサンプルの実験の遅延、および、サンプル帰還の遅延
(4℃実験は短期で終了するため、中止はないと考えています)
・19年前半に予定していたPCGプログラムが白紙になる

以上2点は織り込む必要があるかもしれません。

ただ、直接何かのパイプラインが潰れるわけではありません。
おそらく、初期段階の進捗が半年程度後ろに倒れる形になるくらいかと。
以上、とりいそぎ

  • >>6187

    (´・ω・`)こんばんわ

    今回全く新情報ないんですが、豪腕ツモで回避したソユーズ案件について、JAXA提出資料見つけましたので記録として投稿しておきます。

    宇宙政策委員会 宇宙産業・科学技術基盤部会 第42回会合 議事次第
    http://www8.cao.go.jp/space/comittee/27-kiban/kiban-dai42/gijisidai.html

    資料1-2  ISSや低軌道(有人活動)をめぐる各国の動向とJAXAのISS計画の活動状況(JAXA提供資料)(PDF形式:660KB)

    を御覧ください。

    提出日は、2018年10月16日ですので、事象発生後3-4日でまとめた資料です。
    その上で、2ページ目に、当該事象による影響がコンパクトに纏まっています。

    あくまで「可能性」という留保をつけた上ですが、ネガティブな要素として下記4点が提示されています。

    •JAXA搭載品(タンパク質結晶生成実験装置及び実験サンプル)を喪失。現在、再実験に向けて調整を開始中
    • HTV7のISSからの離脱と、HTV搭載小型回収カプセルミッション遅れ
    • 「きぼう」での実験スケジュールの変更(クルー3人体制が伸びた場合)
    • 野口・星出宇宙飛行士の打上げ時期の変更

    PDとの関連では、2のHTV-7は無事ミッションコンプリートしました。
    1と3が影響多少被るかなという認識です。

    個人的には、サンプル喪失したことを上記資料で公式に認識している点がハイライトです。
    Twitter や きぼうWebsiteではサンプル喪失の件、全力スルーしてます。
    JAXAという組織体質を見る際の、よい事例になろうかと思います。

    先日も、PDは特有のクセあるよね。という書き込みを致しましたが、
    JAXAも同様に特有のクセがありまして、わかり易く出てきた事案だと思います。