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>>1984

決算説明会の「2023年に期待いただきたい6つのトピックス」の説明の詳細が開示されましたが、25日はIRセミナーですから、投資アナリスト対象の説明会のような内容の説明はなされないでしょうし、一般投資家からも、専門的な内容の質問もないと推測します。要は、素人投資家相手の無難な会社説明と複雑でない回答になると思いますが・・・

話は変わりますが、今回の“6つのトピックス”に関する事項で専門的な面から気がついたことを以下に示します。
① 6月29日に、「内視鏡中央判定委員会による判定がほぼ終了」しているわけですから、有効性(肉眼所見)の印象・結果はほぼ得られていると考える。今後は、PMDAを納得させられる「薬剤の臨床的な(放射線単独治療との併用)位置づけ」を専門的に明らかにする必要がある。
② 原薬GMP製造が完了し、重要なプロセスバリデーション(条件通りに製造できるか)が開始されるが、一般的に、これは簡単な作業ではない。
③ 製造販売業三役は、新薬開発会社であれば体制は整っているが、オンコリスは初めてあり、経験のある有能な人材を集められるか。
④ 国内販売パートナーとの提携については、予想薬価、使用患者数、市販後の利益分配等、“利益が全ての世の中”において、簡単には決まりそうもない。
⑤ 胃がんの海外企業との共同開発体制については、今回、「海外では胃がんの治験を進めて行く方針である(まだ確立されていない二次治療の空白を埋めていく戦略)」と明言されおり、「胃がんの免疫CP阻害薬との二次治療」がとりあえずの海外での効能効果である。
⑥ OBP-601について、24週(投与から半年後)の中間解析データをTransposon社より受け取っており、有効性に関しては、悪くない印象と思われる。しかし、今後の課題として、「同種同効の逆転写酵素阻害剤のすべてにGE薬がある」ことから、これらを排除するために、「今回の試験結果を踏まえた用途特許を取得する」ことが必須を考えられる。特許の目途が立たないと試験データは開示できないかもしれない。