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株価動向予想の掲示板

●薄く軽くフレキシブル

 ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用い、「薄く軽くフレキシブル」という特性を持つ。現在主流となっているシリコン系太陽電池に比べ、用途が格段に広く利便性が高いため、関連企業は商機を捉えるべく注力姿勢を強めている。

 「現在、シリコン製の太陽電池が主流になっているが、中国製が大半だ。米国では、新疆ウイグル自治区での人権問題(強制労働での制裁)に絡み中国からの太陽光発電製品の輸入が規制されている。シリコンのパネルというのは生産時に多量の電力を消費するが、ペロブスカイトは低温で焼成するため電力の消費量も少ない。加えて、原材料も調達しやすく、本来の意味で非常に環境にやさしい製品」と、話すのは同電池の開発を手掛ける業界大手関係者。また、別の関係者は「日本はペロブスカイト太陽電池の量産化で、巻き返すチャンス」とも言う。