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2160 ‐(株)ジーエヌアイグループの掲示板

>>13151

あくまでも一般論として言うなら、「知的財産権の譲渡」とは「導出」のことだと思います

これが今回のケースに当てはまるなら、GNIはBCにF351を導出したことになる
これにより、BCはF351の中国での開発・販売権を獲得する ただし、特許権はGNIが維持したまま 
BCは開発(Ph3)、承認申請及び販売のすべての業務を行うことになる そのための事業コストは全額BCが負担する、GNIには1元の支払い負担もない
導出の対価として、GNIはBCから次のものを受け取る
① 契約一時金 ②マイルストン ③ロイヤルティ

マイルストン:事業の進捗に応じてBCがGNIに段階的に支払う金 例えば、Ph3に成功したとき、承認に成功したとき、上市後一定の累計販売額に達したとき
ロイヤルティ:販売額に一定割合(ロイヤルティ料率)を乗じた額 例えばロイ料率が20%である場合、年間100億円売れれば年間ロイヤルティは20億円

GNIにとって最も重要なのはロイ料率であり、ロイヤルティである

随分前の話になるが、そーせいはCOPD薬Ph2に成功したあとノバルティスに導出した 説明会で「ロイ料率はいくらか?」の質問に、田村社長は「言えない」とした上で「一般的に言うなら、Ph2成功後に導出した場合10%~15%」と答えた

今回の場合は互いに資本関係にある「身内」の間での提携になるので、単純な一般論は当てはまらなくてもおかしくない ただ、基本は「知的財産権の譲渡」というのはそういうものだと理解しています

  • >>13165

    中国における自家培養軟骨ジャックの特許譲渡に関するお知らせ
    当社は、本日開催の取締役会において、下記のとおり、中国における自家培養軟骨ジャックの特許に関する一切の権利を富士フイルム株式会社(以下、富士フイルム)へ譲渡・移転することについて決議いたしましたので、お知らせいたします。

    1. 目的
    自家培養軟骨ジャックは、当社が広島大学医学部(現 広島大学 学長)の越智光夫教授から技術
    導入を受け、一部、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の委託開発事業として開発した再生
    医療等製品であり、平成 24 年に日本国内で製造販売承認を取得し、平成 25 年より保険収載され
    ました。
    当社は、自家培養軟骨ジャックに係る特許について権利を保有しておりますが、この度、当社が
    保有する、中国における自家培養軟骨ジャックの特許に関する一切の権利を富士フイルムに譲
    渡・移転することを決定いたしました。これにより、当社単独では難しかった自家培養軟骨ジャ
    ックの海外での展開が、富士フイルムの海外拠点、ネットワークを活用して可能になります。当
    社は今後も、当社技術を富士フイルムグループの中で活用することにより、一層の収益拡大を図
    ってまいります。
    2. 概要
    (1) 譲渡の内容
    自家培養軟骨ジャックの製造方法や細胞容器など、中国における当社特許の譲渡
    (2) 譲渡価格
    一時金 300 百万円。
    なお、中国で日本国内同等以上の公定価格が定められた場合、定められた公定価格に基づ
    く予想売上・利益を勘案して現在価値を再算出するものとし、必要により第三者評価も加
    味した上で、別途合理的に相当な追加の対価を協議、決定する。