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6871.日本マイクロニクス(中長期ホルダー専用) 【売り煽り他入室不許可】
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6871.日本マイクロニクス(中長期ホルダー専用) 【売り煽り他入室不許可】の掲示板

中長期ホルダーの皆様、今週はお疲れ様でした。

こんな特許出願されていたんですね!

確認方法:特許庁ホームページー>特許電子図書館(IPDL)ー>特許・実用新案
検索ー>2.特許・実用新案文献番号索引照会ー>種別:出願 文献番号
:2012-173972 ー>照会ー>リスト

結果: 
   出願人:株式会社リコー  出願日:2012.8.6  公開日:2014.2.20 
        (現時点ではまだ権利化されていません。)
  以下は、長文となりますが、明細書中の[発明の詳細な説明]からの抜粋です。

またこの技術によれば二次電池としての応用もできるとして、広島大学の梶山氏(非特許文献1参照)、グエラテクノロジー社(非特許文献2参照)らにより半導体二次電池、あるいは量子電池として開発が進められており、高エネルギー密度であることや、固体素子であることから安全性が高く、耐環境性に優れるなどの利点が期待されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上述のように、特許文献5では酸化還元機能層を用いたエレクトロクロミック表示装置により大型化、コストの点で優れていることが示されており、一方、この技術によれば半導体二次電池、あるいは量子電池として有用なことが示唆されている(非特許文献1、非特許文献2参照)。
しかしながら、非特許文献1、非特許文献2に記載されているような複合酸化物薄膜の光励起構造変化は、新しい現象であり、それを応用した半導体二次電池の動作メカニズムについては不明な点が多く、特性向上などの指針については示されていなかった。
本発明は、上記問題点を解決し、二次電池機能とエレクトロクロミック表示装置機能とを併有するエレクトロクロミック表示装置・二次電池一体型固体素子の特性向上[例えば、二次電池としての充電容量およびエレクトロクロミック表示装置としての光透過率変化(色変化)の向上]に有効な手法を提供することを目的とする。

以上、皆様に少しでもお役に立てればと考えます。でも、日本の会社、日本人はやっぱりすごいですね。。どうか良い週末をお過ごしく下さい。

  • >>2571

    これは・・・・
    リコーもグエラテクノロジーの技術を元にした量子電池を開発してくるのでしょうか?

  • >>2571

    この特許の2ヶ月前(2012/6/27)に
    色素増感太陽電池用半導体粒子の分散体及び色素増感太陽電池に関して
    出願しているようです
    公開日は、2014/1/20
    課題が
    コンタミレスで充分に分散された色素増感太陽電池用半導体粒子の分散体を提供すること。
    また、透明性の高く、大きい細孔径を有する電子輸送層が形成し、
    変換効率の高い太陽電池を提供すること。

    先ほども私が投稿した件とだぶると思います。

    素人でわかりませんが、この色素増感太陽電池に関連する出願ということは
    考えられますか

  • >>2571

    有意義な情報、ありがとうございます。参考までに若干コメント
    します。

    リコーの出願には、量子電池について、
    「複合酸化物薄膜の光励起構造変化は、新しい現象であり、
    それを応用した半導体二次電池の動作メカニズムについて
    は不明な点が多く」と言っている。しかしながら、

    一方で、日本の特許法では、明細書の発明の詳細な説明の記載は、
    『発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者がその
    実施をすることができる程度に明確かつ十分に記載したもの」
    でなくてはならないとしている(特許法第36条第4項)。』と
    なっている。

    その上で、特許庁の審査官は、グエラの量子電池の発明に対して
    「拒絶の理由を発見しないから、特許査定をします」と判定した。
    量子電池の正当性が第三者に認められた、とても画期的なことだ
    と考える。しかも審査経過では一度も補正が無かったようですね。

    特許の申請は、特に基本特許では競合他社の追随への防衛するため
    に、ノウハウの開示を最小限にしなければならない。その意味で
    グエラは成功してると考える。