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6871.日本マイクロニクス(中長期ホルダー専用) 【売り煽り他入室不許可】
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6871.日本マイクロニクス(中長期ホルダー専用) 【売り煽り他入室不許可】の掲示板

既にどなたかが投稿済の情報かもしれませんが、パナソニック(厳密にはパナソニックグループの特許管理を行うパナソニックの100%子会社であるパナソニックIPマネジメント)が量子電池の基本特許の利用発明ともいうべき出願を行っております(既に米国、中国、欧州にも出願済です)。

蓄電素子及び蓄電素子の製造方法

出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社

出願日
2014年10月31日 出願番号:2014-223010

公開日
2015年11月5日 公開番号:2015-195335

ttp://astamuse.com/ja/published/JP/No/2015195335

グエラやマイクロ出願の量子電池の特許を従来技術として、明細書中で引用して、その量子電池の充放電容量を高めるような改善を行うことを目的とした出願内容となっており、具体的にはグエラの基本特許の中でn型金属酸化物半導体の実施例として挙げられた二酸化チタンをチタンニオブ複合酸化物、又はチタンタンタル複合酸化物とすることで、より大きな放電容量を有することができ、放電特性が改善されるとしています。

いくつか関連する記載を抜粋しますと、

こうした背景のもと、近年、リチウムイオン電池又はリチウムイオンキャパシタとは動作原理の異なる全固体型の半導体蓄電素子が提案されている(特許文献1、2など参照)。この蓄電素子は、絶縁材料で被覆されたn型金属酸化物半導体粒子を蓄電層に使用しており、紫外線照射によって、蓄電層に新たなエネルギー準位
を形成し、そのエネルギー準位に電子を捕獲することにより蓄電を行なうという動作原理に基づく。

従来の固体型半導体蓄電素子においては、蓄電層を構成するn型金属酸化物半導体材料として、二酸化チタンが用いられている。しかしながら、n型半導体材料として二酸化チタンを用いた場合の充放電容量は限られており、更なる高容量化に向け、二酸化チタンと同等又はそれ以上の充放電容量を持つ蓄電素子の開発が求められている

  • >>18719

    0082
    図4は、実施例1及び比較例1の蓄電素子の放電時の電圧の時間変化を示すグラフである。放電時において、比較例1の蓄電素子の電圧は急速に低下した。これに対し、実施例1の蓄電素子の電圧は、比較例1の蓄電素子よりも緩やかに低下した。

    表2に示すように、実施例2及び3の蓄電素子は、比較例2の蓄電素子よりも大きい放電容量を有していた。すなわち、蓄電層の材料として、チタンニオブ複合酸化物、又はチタンタンタル複合酸化物を使用することによって、従来の蓄電素子(蓄電層に二酸化チタンを使用した蓄電素子)と比較して、放電特性を向上させることができた。

    特に上記0082の記載や図4は非常に興味深い内容となっており、現在の量子電池の自己放電の課題を解く鍵となる可能性もあるのかもしれません。

  • >>18719

    シロアリさん

    いつもありがとうございます。
    ざっと目を通してみました。もちろん理解できるわけではないのですが、気になるワードがならんでいます。
    水面下では、いろいろ動きがありそうですね。

  • >>18719

    シロアリさん、特許情報ありがとうございます。

    パナソニック出願ということで痛し痒しですが、リコーに続いての周辺特許出願なので量子電池の可能性および価値は高まったのではないでしょうか。
    貴殿のご説明では、チタン材料の改良が特許出願のポイントのように思われますので、MJCが「チタンニオブ複合酸化物、又はチタンタンタル複合酸化物」を上回る酸化物を開発できれば、パナソニックの出願を事実上無効化することができますね。できなければ、パナソニックからライセンス導入しなければならなくなるのでしょうが・・・。

  • >>18719

    シロアリさん、ありがとうございます。

    この部分が重要ですね。
    パナソニックが放電特性を改善してくれたとしても、
    パナソニックがグエラやマイクロ出願の
    量子電池の基本特許ライセンス料を支払わなければ
    製品化は出来ない構造になっているようです。
    パナソニックとの共同開発の可能性もありますね。

    >グエラやマイクロ出願の量子電池の特許を従来技術として、明細書中で引用して、その量子電池の充放電容量を高めるような改善を行うことを目的とした出願内容となっており、具体的にはグエラの基本特許の中でn型金属酸化物半導体の実施例として挙げられた二酸化チタンをチタンニオブ複合酸化物、又はチタンタンタル複合酸化物とすることで、より大きな放電容量を有することができ、放電特性が改善されるとしています。<