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きょうもダウ平均は失速 今年5回の米利上げを織り込む動きも=米国株後半
株式 2022/01/28(金) 05:58
NY株式27日(NY時間15:47)
ダウ平均 34232.74(+64.65 +0.19%)
ナスダック 13422.05(-120.07 -0.89%)
CME日経平均先物 26575(大証終比:+355 +1.34%)
きょうもNY株式市場は失速した。序盤は買いが先行し、ダウ平均は600ドル超上昇する場面も見られた。この日発表の10-12月期の米GDP速報値が予想を上回る強い内容となったことや、IT・ハイテク株中心に値ごろ感の買い戻しも入っていた。
しかし、前日のFOMC後のパウエルFRB議長の会見で、市場はFRBへのタカ派な見方をさらに強めており、早期の利上げが米経済を失速させるのではとの懸念に繋がっている。一部には3月の大幅利上げについて「否定できない」と見方も出ているほか、年内4回の利上げ予想についても、回数が増える可能性を織り込もうとしている。短期金融市場では、今年5回の米利上げを織り込む動きが見られている状況。
そのような中、株式市場は次第に戻り売りが優勢となり、ダウ平均、ナスダックとも一時下げに転じた。
決算発表が続いており、予想を上回る内容も多いものの、市場の反応は鈍い。テスラ<TSLA>は1株利益、売上高とも予想を上回り過去最高となったが、サプライチェーン問題により年内の生産が制限されるとの見方を示したことで売りが強まっている。
半導体製造装置のラムリサーチ<LRCX>は供給制限の影響に言及していた。他の半導体関連も軟調な動きが見られた。インテル<INTC>も予想こそ上回ったものの、1株利益は予想を下回る見通しを示した。粗利益率の見通しも予想を下回り、設備投資の支出超過によって利益が圧迫されることが示されている。
ネットフリックス<NFLX>が6日ぶりに反発。著名投資家のアックマン氏率いるパーシングが310万株以上を保有したことが明らかになった。アックマン氏がツイッターで明らかにした。市場では思惑が高まっている模様。
ソフトウエア開発のサービスナウ<NOW>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、ソフトウエア業界では重要な指標とされるビリング(未収請求を考慮した売上高)も予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期のサブスクリプション売上高の見通しが予想を上回っていた。
決済サービスのブロック(旧スクエア)<SQ>が11日続落。同社は11月以降、一本調子の下げを演じており、下値メドが見えない状況となっている。きょうはアップル<AAPL>が、小規模事業者が自身のアイフォーンで顧客から直接支払いを受けられる新サービスを計画とのニュースが嫌気されたようだ。
ファイザー<PFE>が上昇。欧州医薬品庁(EMA)のヒト用医薬品委員会(CHMP)は、ファイザー製の新型ウイルス感染症経口薬「パクスロビド」に条件付き製造販売承認(CMA)を付与するよう勧告した。
インテル<INTC> 48.39(-3.31 -6.39%)
サービスナウ<NOW> 532.99(+48.57 +10.03%)
ラムリサーチ<LRCX> 559.02(-37.65 -6.31%)
ネットフリックス<NFLX> 389.97(+30.27 +8.42%)
ブロック<SQ> 104.65(-6.35 -5.72%)
ファイザー<PFE> 53.58(+0.97 +1.85%)
アップル<AAPL> 159.57(-0.12 -0.08%)
マイクロソフト<MSFT> 301.12(+4.41 +1.49%)
アマゾン<AMZN> 2816.76(+39.31 +1.42%)
アルファベットC<GOOG> 2605.60(+20.80 +0.80%)
テスラ<TSLA> 841.12(-96.29 -10.27%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 297.00(+2.37 +0.81%)
AMD<AMD> 102.90(-7.81 -7.05%)
エヌビディア<NVDA> 220.48(-7.24 -3.18%)
ツイッター<TWTR> 34.01(+0.39 +1.15%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
きょうもNY株式市場は失速 今年5回の米利上げを織り込む動きも=米国株前半
株式 2022/01/28(金) 03:46
NY株式27日(NY時間13:35)
ダウ平均 34125.15(-42.94 -0.13%)
ナスダック 13404.74(-137.38 -1.01%)
CME日経平均先物 26465(大証終比:+245 +0.92%)
きょうもNY株式市場は失速している。序盤は買いが先行し、ダウ平均は600ドル超上昇する場面も見られた。この日発表の10-12月期の米GDP速報値が予想を上回る強い内容となったことや、IT・ハイテク株中心に値ごろ感の買い戻しも入った。
しかし、前日のFOMC後のパウエルFRB議長の会見で、市場はFRBへのタカ派な見方をさらに強めており、早期の利上げが米経済を失速させるのではとの懸念に繋がっている。一部には3月の大幅利上げについて「否定できない」と見つつあるほか、年内4回の利上げ予想についても、回数が増える可能性を織り込もうとしている。短期金融市場では、今年5回の米利上げを織り込む動きが見られている状況。
次第に戻り売りが優勢となり、ダウ平均、ナスダックとも下げに転じている。
決算発表が続いており、予想を上回る内容も多いものの、市場の反応は鈍い。テスラ<TSLA>は1株利益、売上高とも予想を上回り過去最高となったが、サプライチェーン問題により年内の生産が制限されるとの見方を示したことで売りが強まっている。
半導体製造装置のラムリサーチ<LRCX>は供給制限の影響に言及していた。他の半導体関連も軟調な動きが見られている。インテル<INTC>も予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回る見通しを示した。粗利益率の見通しも予想を下回り、設備投資の支出超過によって利益が圧迫されることが示されている。
ネットフリックス<NFLX>が6日ぶりに反発。著名投資家のアックマン氏率いるパーシングが310万株以上を保有したことが明らかになった。アックマン氏がツイッターで明らかにした。市場では思惑が高まっている模様。
インテル<INTC> 47.95(-3.75 -7.25%)
ラムリサーチ<LRCX> 556.00(-40.67 -6.82%)
ネットフリックス<NFLX> 386.67(+26.97 +7.50%)
アップル<AAPL> 159.43(-0.26 -0.16%)
マイクロソフト<MSFT> 300.00(+3.29 +1.11%)
アマゾン<AMZN> 2808.96(+31.51 +1.13%)
アルファベットC<GOOG> 2594.70(+9.90 +0.38%)
テスラ<TSLA> 858.56(-78.85 -8.41%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 295.88(+1.25 +0.43%)
AMD<AMD> 103.66(-7.05 -6.37%)
エヌビディア<NVDA> 219.31(-8.41 -3.69%)
ツイッター<TWTR> 34.36(+0.74 +2.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
パウエル会見受け失速 マイクロソフトやTIは決算受け上昇=米国株後半
株式 2022/01/27(木) 05:57
NY株式26日(NY時間15:45)
ダウ平均 34049.25(-248.48 -0.72%)
ナスダック 13506.68(-32.61 -0.24%)
CME日経平均先物 26895(大証終比:-115 -0.43%)
NY時間の終盤に入ってダウ平均は下げに転じている。午後になってFOMCの結果が発表され、3月の利上げ開始や早期のバランスシート縮小の可能性を示唆した。一部が想定していたほどはタカ派ではなかったとの印象だったが、その後のパウエル議長の会見を受けて、リスク回避の雰囲気が強まった格好。議長はバランスシート縮小に関して、積極的な姿勢を示すなど、想定よりはタカ派な印象が広がったようだ。大幅利上げに関しても「金利変更の幅についてはまだ決定していない」と完全には否定しなかった。
序盤は、前日決算を発表したマイクロソフト<MSFT>やテキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>がポジティブな反応を示していることも、買い戻しを誘っていた。
マイクロソフト<MSFT>はクラウドのアジュールの売上高が鈍化したことが嫌気され、決算発表直後は時間外で売りが強まっていた。アジュールの伸びは46%となったものの、50%以上の市場の期待には届かなかった。しかし、会社側が、アジュールは引き続き成長のけん引役になり得るとの見通しを示したことに安心感が広がったようだ。同社は、アジュールの売上高の伸びが1-3月は前四半期に比べ上向く見通しだと説明した。一方、取引開始前にボーイング<BA>とAT&T<T>が決算を発表していたが、こちらは冴えない反応を見せている。
ダウ平均は朝方に500ドル超上昇する場面が見られたものの、パウエル議長の会見後に400ドル超下落する場面が見られ、乱高下している。
決算についてはS&P500企業のうち、100社が発表を終えている。そのうちの80%は予想を上回る最終利益を計上しているが、前年の86%ほどの勢いはない。いまのところ、前年比24.4%増益が予想されている模様
。
個別に、玩具のマテル<MAT>が大幅高。ディズニー<DIS>のプリンセスと映画「アナと雪の女王」を題材にした玩具を製造するライセンスを取り戻した。2016年にプリンセスと「アナ雪」の権利をライバルのハスブロ<HAS>に奪われた同社にとっては、ある種の復活となる。
学生ローンのナビエント<NAVI>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第3四半期)を発表し、営業収益は予想を上回ったものの、1株利益が予想を下回ったことが嫌気されている。
通信機器のF5<FFIV>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。しかし、第2四半期の見通しが予想を下回ったことや、通期の売上高見通しを下方修正したことが嫌気されている。サプライチェーン問題を理由として挙げている。
マイクロソフト<MSFT> 295.45(+6.96 +2.41%)
ボーイング<BA> 194.00(-10.11 -4.95%)
AT&T<T> 24.22(-2.26 -8.55%)
テキサス・インスツルメンツ<TXN> 178.24(+4.28 +2.46%)
ナビエント<NAVI> 16.21(-2.32 -12.50%)
F5<FFIV> 202.56(-18.58 -8.40%)
マテル<MAT> 20.32(+0.71 +3.62%)
ハズブロ<HAS> 89.85(-5.73 -5.99%)
アップル<AAPL> 158.84(-0.94 -0.59%)
マイクロソフト<MSFT> 295.45(+6.96 +2.41%)
アマゾン<AMZN> 2763.84(-35.88 -1.28%)
アルファベットC<GOOG> 2573.91(+39.20 +1.55%)
テスラ<TSLA> 934.72(+16.32 +1.78%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 294.03(-6.13 -2.04%)
AMD<AMD> 110.55(-0.58 -0.52%)
エヌビディア<NVDA> 227.64(+4.40 +1.97%)
ツイッター<TWTR> 33.51(-0.67 -1.95%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
FOMC控える中でダウ平均は反発 マイクロソフトが決算受け上昇=米国株前半
株式 2022/01/27(木) 03:19
NY株式26日(NY時間13:09)
ダウ平均 34629.54(+331.81 +0.97%)
ナスダック 13872.90(+333.61 +2.46%)
CME日経平均先物 27285(大証終比:+275 +1.01%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。きょうは午後のFOMC結果発表を控え、リスク回避の雰囲気が一服しており、株式市場もIT・ハイテク株中心に買い戻しが優勢となっている。前日決算を発表したマイクロソフト<MSFT>やテキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>がポジティブな反応を示していることも、買い戻しを誘っている模様。
マイクロソフト<MSFT>はクラウドのアジュールの売上高が鈍化したことが嫌気され、決算発表直後は時間外で売りが強まっていた。アジュールの伸びは46%となったものの、50%以上の市場の期待には届かなかった。しかし、会社側が、アジュールは引き続き成長のけん引役になり得るとの見通しを示したことに安心感が広がったようだ。同社は、アジュールの売上高の伸びが1-3月は前四半期に比べ上向く見通しだと説明した。一方、取引開始前にボーイング<BA>とAT&T<T>が決算を発表していたが、こちらは冴えない反応を見せている。
決算についてはS&P500企業のうち、100社が発表を終えている。そのうちの80%は予想を上回る最終利益を計上しているが、前年の86%ほどの勢いはない。いまのところ、前年比24.4%増益が予想されている模様
。
FOMCだが、市場では3月利上げの開始と早期バランスシート縮小の可能性を示唆してくるものと見られている。市場では年4回の利上げがコンセンサスとなりつつあるが、一部では、インフレ次第ではその回数が増えるのではとのタカ派な見方も出ている。また、3月は通常の0.25%ではなく、0.5%の大幅利上げを実施してくるとのタカ派な見方も広まっているようだ。しかし、今回のFOMCでは、3月利上げ開始と早期バランスシート縮小の可能性以上の内容は出ないものとみられている。
市場からは、一部の期待ほどタカ派でなければ、株式市場は買い戻しの反応が見られるとの期待も出ているようだ。
個別に、玩具のマテル<MAT>が大幅高。ディズニー<DIS>のプリンセスと映画「アナと雪の女王」を題材にした玩具を製造するライセンスを取り戻した。2016年にプリンセスと「アナ雪」の権利をライバルのハスブロ<HAS>に奪われた同社にとっては、ある種の復活となる。
ボーイング<BA> 198.64(-5.46 -2.68%)
AT&T<T> 24.74(-1.74 -6.57%)
テキサス・インスツルメンツ<TXN> 181.14(+7.18 +4.13%)
マテル<MAT> 21.43(+1.82 +9.26%)
ハズブロ<HAS> 92.87(-2.71 -2.84%)
アップル<AAPL> 163.01(+3.23 +2.02%)
マイクロソフト<MSFT> 301.97(+13.48 +4.67%)
アマゾン<AMZN> 2847.81(+48.09 +1.72%)
アルファベットC<GOOG> 2632.70(+97.99 +3.87%)
テスラ<TSLA> 957.00(+38.60 +4.20%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 303.38(+3.23 +1.08%)
AMD<AMD> 114.96(+3.83 +3.45%)
エヌビディア<NVDA> 236.44(+13.20 +5.91%)
ツイッター<TWTR> 35.09(+0.92 +2.69%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
ダウ平均は下げ取り戻す リスク回避が続き一時800ドル超の下落=米国株後半
株式 2022/01/26(水) 06:08
NY株式25日(NY時間15:57)
ダウ平均 34314.50(-50.00 -0.15%)
ナスダック 13547.64(-307.49 -2.22%)
CME日経平均先物 27215(大証終比:+155 +0.57%)
NY時間の終盤に入って米株式市場は前日同様に下げ渋る動きが見られており、ダウ平均は一時プラスに転じた。バイデン大統領が「米軍をウクライナに投入する意図はない」と述べたこともサポートとなっている模様。ただ、IT・ハイテク株への買い戻しは限定的で、ナスダックはマイナス圏での推移が続いている。
きょうも市場はリスク回避の雰囲気が続き、ダウ平均は一時800ドル超急落していた。前日は1000ドル超の急落から急速に買い戻され、反発して終えた。引け後に発表になったIBMの決算にポジティブな反応が見られたこともあって、市場はリバウンドへの期待を高めていたが、ウクライナ情勢の緊迫化がそれを拒んだ模様。市場の下値警戒感の根強さが示されている。IT・ハイテク株も依然として買い戻しの気配が見られず、ナスダックは一時3%超下落した。
きょうからFOMCが始まり、明日の結果待ちの雰囲気も出ている。市場では3月利上げの開始と早期バランスシート縮小の可能性を示唆してくるものと見られている。市場では年4回の利上げがコンセンサスとなりつつあるが、一部では、インフレ次第ではその回数が増えるのではとのタカ派な見方も出ている。しかし、今回のFOMCでは、3月利上げ開始と早期バランスシート縮小の可能性以上の内容は出ないものとみられている。市場の一部では、FOMCを機に一旦下げが一服するのではとの期待もあるようだ。
10-12月期決算については混戦でスタートしている。S&P500企業の利益は前年比24.1%増が予想されているようだ。市場からは「決算は確かに良好なものが多いが、過去4四半期に見られた強さに比べれば、予想範囲内だ」との印象も聞かれる。IT・ハイテク株を中心に売りが強まっているが、きょうは引け後にマイクロソフト<MSFT>の発表が予定されているほか、今週末にはアップル<AAPL>やテスラ<TSLA>が発表され、結果や反応が注目される。
個別に、エヌビディア<NVDA>が6日続落。ソフトバンクG<9984>傘下の英アーム買収を断念する方向で調整しているとの報道が伝わっていた。
アメックス<AXP>が決算を受け上昇。カード利用が過去最高に急増した。同社は22年度は2年前に設定した目標を達成する年になるだろうと述べていたが、新たなガイダンスは、その目標を遥かに上回るものとなった。
ジョンソン&ジョンソン<JNJ>が上昇。決算を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。ただ、今年度の通期見通しも公表し、1株利益、売上高とも予想を上回る見通しを示した。ただ、ワクチンについては今年度の売上高を30億-35億ドルと予想しており、ファイザー<PFE>やモデルナ<MRNA>の見通しと比較すると見劣りする。
GE<GE>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。主力の航空機を始め、各事業部門とも予想を下回る売上高を計上。サプライチェーン問題が圧迫した。
防衛宇宙関連のエアロジェット・ロケットダイン<AJRD>が大幅安。同社はロッキード・マーチン<LMT>による買収で合意しているが、米取引委員会(FTC)から懸念が示されており、提案されている同意命令の条件では不十分と助言されたことを明らかにした。
発電のネクステラ・エナジー<NEE>が下落。10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を下回った。また、長年に渡って会長兼CEOを務めてきたロボ氏が退任し、ケッチャム氏が新社長兼CEOに就任する人事を発表した。3月1日から就任する。それまでの移行期間はロボCEOは執行会長に就任する予定。
IBM<IBM> 135.82(+7.00 +5.43%)
アメックス<AXP> 172.45(+13.52 +8.51%)
ジョンソン&ジョンソン(J&J)<JNJ> 167.38(+4.41 +2.70%)
GE<GE> 91.25(-5.66 -5.84%)
エアロジェット<AJRD> 36.75(-8.25 -18.33%)
ロッキード・マーチン<LMT> 385.27(+11.94 +3.20%)
ネクステラ・エナジー<NEE> 74.86(-7.07 -8.62%)
アップル<AAPL> 159.59(-2.03 -1.26%)
マイクロソフト<MSFT> 288.31(-8.07 -2.72%)
アマゾン<AMZN> 2796.64(-94.24 -3.26%)
アルファベットC<GOOG> 2530.32(-77.12 -2.96%)
テスラ<TSLA> 917.79(-12.21 -1.31%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 299.94(-8.78 -2.84%)
AMD<AMD> 111.03(-5.50 -4.72%)
エヌビディア<NVDA> 222.49(-11.23 -4.80%)
ツイッター<TWTR> 34.18(-0.89 -2.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
リスク回避が続き、ダウ平均は一時800ドル超の下落=米国株前半
株式 2022/01/26(水) 03:49
NY株式25日(NY時間13:37)
ダウ平均 34185.94(-178.56 -0.52%)
ナスダック 13567.93(-287.20 -2.09%)
CME日経平均先物 27095(大証終比:+35 +0.13%)
きょうも市場はリスク回避の雰囲気が続いており、ダウ平均も下値模索が続いている。前日は1000ドル超の急落から急速に買い戻され、反発して終えた。引け後に発表になったIBMの決算にポジティブな反応が見られたこともあって、市場はリバウンドへの期待を高めていたが、ウクライナ情勢の緊迫化がそれを拒んだ模様。ダウ平均は一時800ドル超急落していたが、市場の下値警戒感の根強さをうかがわせる。IT・ハイテク株も依然として買い戻しの気配が見られず、ナスダックは2%超の下げとなっている
きょうからFOMCが始まり、明日の結果待ちの雰囲気も出ている。市場では3月利上げの開始と早期バランスシート縮小の可能性を示唆してくるものと見られている。市場では年4回の利上げがコンセンサスとなりつつあるが、一部では、インフレ次第ではその回数が増えるのではとのタカ派な見方も出ている。しかし、今回のFOMCでは、3月利上げ開始と早期バランスシート縮小の可能性以上の内容は出ないものとみられている。市場の一部では、FOMCを機に一旦下げが一服するのではとの期待もあるようだ。
10-12月期決算については混戦でスタートしている。S&P500企業の利益は前年比24.1%増が予想されているようだ。市場からは「決算は確かに良好なものが多いが、過去4四半期に見られた強さに比べれば、予想範囲内だ」との印象も聞かれる。IT・ハイテク株を中心に売りが強まっているが、きょうは引け後にマイクロソフト<MSFT>の発表が予定されている。そして、今週末にはアップル<AAPL>やテスラ<TSLA>が発表され、結果や反応が注目される。
個別に、エヌビディア<NVDA>が6日続落。ソフトバンクG<9984>傘下の英アーム買収を断念する方向で調整しているとの報道が伝わっていた。
アメックス<AXP>が決算を受け上昇。カード利用が過去最高に急増した。同社は22年度は2年前に設定した目標を達成する年になるだろうと述べていたが、新たなガイダンスは、その目標を遥かに上回るものとなった。
ジョンソン&ジョンソン<JNJ>が決算を発表。1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。ただ、今年度の通期見通しも公表しており、1株利益、売上高とも予想を上回る見通しを示した。ただ、ワクチンについては今年度の売上高を30億-35億ドルと予想しており、ファイザー<PFE>やモデルナ<MRNA>の見通しと比較すると見劣りする。
GE<GE>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。主力の航空機を始め、各事業部門とも予想を下回る売上高を計上。サプライチェーン問題が圧迫した。
IBM<IBM> 133.88(+5.06 +3.93%)
アメックス<AXP> 170.10(+11.17 +7.03%)
ジョンソン&ジョンソン(J&J)<JNJ> 167.23(+4.26 +2.61%)
GE<GE> 90.36(-6.55 -6.76%)
アップル<AAPL> 159.51(-2.11 -1.30%)
マイクロソフト<MSFT> 290.47(-5.90 -1.99%)
アマゾン<AMZN> 2799.51(-91.37 -3.16%)
アルファベットC<GOOG> 2555.42(-52.02 -2.00%)
テスラ<TSLA> 921.60(-8.40 -0.90%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 302.50(-6.21 -2.01%)
AMD<AMD> 111.65(-4.88 -4.19%)
エヌビディア<NVDA> 224.02(-9.70 -4.15%)
ツイッター<TWTR> 34.17(-0.89 -2.54%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
再送米国株式市場=終盤に反発、安値拾いの買いで切り返す
1/25(火) 6:38配信
米国株式市場は終盤に反発してプラス圏で終了した。
[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米国株式市場は終盤に反発し、プラス圏で終了した。取引時間中に大幅に売り込まれていたことから安値拾いの買いが入った。
米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢の強まりや地政学的緊張の高まりが懸念される中、S&P総合500種は一時、1月3日に付けた最高値を10%超下回り、調整局面入りを確認する水準まで下げていた。
S&Pは日中安値から4.3%ポイント戻して終了。変動幅は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による急落から回復しつつあった2020年3月26日以来最大となった。
主要株価3指数はいずれも一時、2%超下落していた。
前週にはS&Pとナスダック総合の週間下落率が、パンデミックが始まった2020年3月以来最大となっていた。
市場参加者らはインフレ抑制に向けた利上げ時期の手掛かりを探るため、25─26日に開催されるFRBの連邦公開市場委員会(FOMC)声明やパウエル議長の質疑応答に注目している。
CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストバル氏は「投資家はFRBが非常にタカ派的なスタンスを取ると過剰な想定をしているようだ」と指摘した。
ロシアとウクライナの間の緊張も高まっており、北大西洋条約機構(NATO)は24日、欧州東部への艦艇や戦闘機の配備を強化し、南東部にも追加部隊を派遣する姿勢を示した。
S&P主要11セクターは全てがほぼ終始、大幅なマイナス圏で推移。ただ、引けまでに3セクターを除いて全てがプラス圏に浮上した。一般消費財の上昇率が最大だった。
第4・四半期決算シーズンは本格化しており、これまでにS&P総合500種採用企業のうち65社が決算を発表。リフィニティブのデータによると、このうち77%が市場予想を上回っている。
銀行大手やネットフリックスの決算がさえず、他の多くの好決算に影を落としている。
電気自動車(EV)大手テスラは大型テクノロジー株の下げを主導した。
百貨店コールズは上昇。関係筋によると、米投資会社シカモア・パートナーズが同社に買収を打診した。コールズを巡っては、スターボード・バリューが出資するアカシア・リサーチも数日前、買収案を提示している。
IBMは引け後の時間外取引で6%超上昇。クラウド事業などの好調が寄与し、第4・四半期売上高が市場予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.49対1の比率で上回った。ナスダックでも1.08対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は184億2000万株。直近20営業日の平均は109億5000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34364.50 +99.13 +0.29 34070.61 34420.99 33150.33
前営業日終値 34265.37
ナスダック総合 13855.13 +86.21 +0.63 13481.50 13876.61 13094.65
前営業日終値 13768.92
S&P総合500種 4410.13 +12.19 +0.28 4356.32 4417.35 4222.62
前営業日終値 4397.94
ダウ輸送株20種 15435.92 +188.64 +1.24
ダウ公共株15種 932.47 -11.28 -1.19
フィラデルフィア半導体 3479.95 +45.17 +1.31
VIX指数 29.90 +1.05 +3.64
S&P一般消費財 1431.83 +17.16 +1.21
S&P素材 528.09 +0.13 +0.02
S&P工業 860.20 +4.57 +0.53
S&P主要消費財 789.21 -2.81 -0.35
S&P金融 636.91 +1.52 +0.24
S&P不動産 294.47 +0.51 +0.18
S&Pエネルギー 479.43 +2.62 +0.55
S&Pヘルスケア 1503.89 -5.53 -0.37
S&P通信サービス 244.27 +1.05 +0.43
S&P情報技術 2717.30 +9.00 +0.33
S&P公益事業 346.45 -3.60 -1.03
NYSE出来高 16.34億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 27300 - 280 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 27275 - 305 大阪比 -
ダウ平均は下げ幅を縮小 一時1000ドル超急落=米国株後半
株式 2022/01/25(火) 05:47
NY株式24日(NY時間15:37)
ダウ平均 34060.26(-205.11 -0.60%)
ナスダック 13722.37(-46.55 -0.34%)
CME日経平均先物 27170(大証終比:-410 -1.51%)
終盤になってダウ平均は下げ幅を縮小。きょうもNY株式市場は売りが加速し、ダウ平均は一時1000ドル超急落した。7日続落。 ただ、さすがにこのところの急落で、終盤には値ごろ感からの買い戻しが膨らんだ模様。
今週から本格化する企業決算を控え、先週の米株式市場は2020年3月以来の最悪の週となってしまったが、その流れがきょうも続いた。値ごろ感は十分に出ているとの指摘も多く聞かれるものの、押し目買いを入れるタイミングをなお見出しづらい模様。先週の下げでダウ平均は200日線を下回っている。200日線を下回ったケースは12月始めにも見られたが、その時はすぐにリバウンドし、その後に最高値を更新していた。今回は大きく下放れする展開となっており、直ぐに戻せるか注目される。
今週はFOMCを控えており、FRBが予想以上にタカ派なシグナルを送ってくるリスクも警戒しているようだ。米大手証券からは、3月、6月、9月、12月の年内4回の利上げがコンセンサスだが、さらに回数が増える可能性も完全には否定できないとの指摘も出ていた。また、ウクライナ情勢が緊張感を強めていることも、ネガティブな雰囲気を助長している。一方、FOMCを機にリスク回避の雰囲気は一旦後退し、株式市場は買い戻される可能性もあるとの見方も出ている。いずれにしろ、結果およびその反応待ちの面が強い。
決算については、これまで発表されたS&P500企業のうち70%以上が予想を上回る利益を計上していた。しかし、ゴールドマン<GS>やネットフリックス<NFLX>のネガティブな反応を見ると、警戒感も強い。本日は引け後にIBM<IBM>が発表を予定。今週はそのほか、マイクロソフト<MSFT>やテスラ<TSLA>、アップル<AAPL>など大手IT・ハイテクの発表が予定されており、注目される。
市場の一部からは、当初は金融政策や財政などの刺激策撤回に伴う下落であったが、先週は業績への先行き不安へと変化していった。つまり、投資家は今、業績に対するマルチプルだけではなく、1株利益の予測そのものを心配しているとの声も聞かれる。
個別に百貨店のコールズ<KSS>が大幅高。ブルームバーグが関係者の話として伝えたところによると、小売り専門の投資会社シカモア・パートナーズから買収提案が提示されたという。数日前にはヘッジファンドのスターボード・バリューの支援を受けているアカシア・リサーチ率いるグループが1株64ドルの現金による買収案を提示したと伝わっていた。
フィットネスのペロトン・インタラクティブ<PTON>が続伸。週末にアクティビスト(物言う投資家)として知られるブラックウェルズ・キャピタルが同社の取締役会に対し、フォーリーCEOの解任と身売りを要求する準備を進めていると伝わった。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。ブラックウェルズは5%弱を所有。
医薬品のオプコ・ヘルス<OPK>とファイザー<PFE>が下落。特にオプコ・ヘルスは20%超の下げとなっている。共同開発している「ソムアトロゴン」の生物製剤承認申請に対し、FDAから両社に、審査完了報告書(CRL)が発行されたと発表した。
スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が8日続落。IT・ハイテク株への売りが続く中で、同社株へも売りが続いている。本日はアナリストから投資判断の「中立」への引き下げが伝わっていた。目標株価も従来の56ドルから36ドルに引き下げた。
ウィン・リゾーツ<WYNN>が下落。同社は税金による損失と顧客基盤構築のための高額なプロモーションを受け、オンラインスポーツ賭博事業を大幅な値引きで売却しようとしていると一部報道で伝わった。
リスク回避の雰囲気が続く中、フォックス<FOXA>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の42ドルから50ドルに引き上げた。同社は他のメディア企業よりも有利な立場にあると指摘している。
ペロトン<PTON> 29.59(+2.53 +9.35%)
コールズ<KSS> 63.14(+16.30 +34.80%)
オプコ・ヘルス<OPK> 3.30(-0.94 -22.17%)
ファイザー<PFE> 50.85(-1.94 -3.67%)
スナップ<SNAP> 31.61(-0.51 -1.59%)
ウィン・リゾーツ<WYNN> 84.04(-1.61 -1.88%)
フォックス<FOXA> 38.80(+1.11 +2.95%)
アップル<AAPL> 159.24(-3.17 -1.95%)
マイクロソフト<MSFT> 293.56(-2.47 -0.83%)
アマゾン<AMZN> 2886.00(+33.14 +1.16%)
アルファベットC<GOOG> 2570.80(-31.04 -1.19%)
テスラ<TSLA> 909.00(-34.90 -3.70%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 305.61(+2.44 +0.80%)
AMD<AMD> 115.04(-3.77 -3.17%)
エヌビディア<NVDA> 230.43(-3.31 -1.42%)
ツイッター<TWTR> 34.75(-0.07 -0.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
ダウ平均は1000ドル超の急落 先週の流れがきょうも続く=米国株前半
株式 2022/01/25(火) 02:38
NY株式24日(NY時間12:26)
ダウ平均 33167.00(-1098.37 -3.16%)
ナスダック 13114.30(-654.62 -4.62%)
CME日経平均先物 26770(大証終比:-810 -3.02%)
きょうもNY株式市場は売りが加速しており、ダウ平均は1000ドル超急落している。7日続落。今週から本格化する企業決算を控え、先週の米株式市場は2020年3月以来の最悪の週となってしまったが、その流れがきょうも続いている。値ごろ感は十分に出ているとの指摘も多く聞かれるものの、押し目買いを入れるタイミングをなお見出しづらい模様。先週の下げでダウ平均は200日線を下回っている。200日線を下回ったケースは12月始めにも見られたが、その時はすぐにリバウンドし、その後に最高値を更新していた。今回は大きく下放れする展開となっており、直ぐに戻せるか注目される。
今週はFOMCを控えており、FRBが予想以上にタカ派なシグナルを送ってくるリスクも警戒しているようだ。米大手証券からは、3月、6月、9月、12月の年内4回の利上げがコンセンサスだが、さらに回数が増える可能性も完全には否定できないとの指摘も出ていた。また、ウクライナ情勢が緊張感を強めていることも、ネガティブな雰囲気を助長している。
決算については、これまで発表されたS&P500企業のうち70%以上が予想を上回る利益を計上していた。しかし、ゴールドマン<GS>やネットフリックス<NFLX>のネガティブな反応を見ると、警戒感も強い。本日は引け後にIBM<IBM>が発表を予定。今週はそのほか、マイクロソフト<MSFT>やテスラ<TSLA>、アップル<AAPL>など大手IT・ハイテクの発表が予定されており、注目される。
市場の一部からは、当初は金融政策や財政などの刺激策撤回に伴う下落であったが、先週は業績への先行き不安へと変化していった。つまり、投資家は今、業績に対するマルチプルだけではなく、1株利益の予測そのものを心配しているとの声も聞かれる。
個別に百貨店のコールズ<KSS>が大幅高。ブルームバーグが関係者の話として伝えたところによると、小売り専門の投資会社シカモア・パートナーズから買収提案が提示されたという。数日前にはヘッジファンドのスターボード・バリューの支援を受けているアカシア・リサーチ率いるグループが1株64ドルの現金による買収案を提示したと伝わっていた。
コールズ<KSS> 61.22(+14.38 +30.69%)
アップル<AAPL> 155.03(-7.38 -4.54%)
マイクロソフト<MSFT> 278.84(-17.19 -5.81%)
アマゾン<AMZN> 2714.76(-138.10 -4.84%)
アルファベットC<GOOG> 2501.62(-100.22 -3.85%)
テスラ<TSLA> 853.64(-90.26 -9.56%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 289.75(-13.42 -4.43%)
AMD<AMD> 108.16(-10.65 -8.96%)
エヌビディア<NVDA> 210.22(-23.53 -10.06%)
ツイッター<TWTR> 32.16(-2.66 -7.64%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
一時プラス圏も、午後は株安優勢=米国株後半
株式 2022/01/22(土) 04:18
NY時間の終盤に入ってダウ平均、ナスダックとも頭の重い展開に。前日比は、ダウ工業株30種平均が184.71ドル安の3万4530.68ドル、ナスダック総合指数が193.58安の1万3960.44、S&P500が37.84安の4444.89。
昨日NY市場引け後に発表されたネットフリックス<NFLX>の決算発表で、1-3月期の会員見込みが市場の予想を大きく下回る失望感を誘うものとなり、寄り付きから20%を超える下げとなる中で、ナスダックは朝から軟調。ダウ平均もマイナス圏スタートとなった。
その後ダウは力強い切り返しを見せ、前日比180ドル超の上昇を見せ、ナスダックもプラス圏を回復するなど、株の買い戻しが目立つ展開が見られたが、昼頃から再び株安の動きが強まり、ダウ平均は高値から400ドル以上下げて朝の安円圏に。ナスダックも大きく下げる展開に。
来週のFOMCで3月の利上げについて言及するのではとの期待が株安を誘っている。英国でも中銀理事がインフレに対処の必要と、追加利上げを示唆する発言を行うなど、ここにきて世界の中銀の引き締め姿勢が目立っており、株安を誘う格好に。
注目のネットフリックス<NFLX>は、一時の25%を超える下げからは回復も、依然20%を超える下げとなっている。その他のGAFA関連も軟調で、ツイッター<TWTR>が5%弱、アマゾン<AMZN>が4%、テスラが3%後半と軒並み大きな下げに。朝はプラス圏推移となっていたアルファベット(グーグル)もマイナス圏推移となっている。
ダウ採用銘柄では新型コロナの感染拡大の影響などもあり、ディズニーが大幅安、ボーイング<BA>も朝から軟調。ナイキ<NKE>やインテル<INTC>、マクドナルド<MCD>といったところがしっかり。 -
ダウ平均はマイナス圏スタートも、一時プラス圏浮上=米国株序盤
株式 2022/01/22(土) 00:11
きょうのNY株式市場でダウ平均は前日終値を挟んでの振幅。昨日は5日ぶりに反発して始まったが、その後大きな売りに転じ300ドルを超える下げで引けた。今日はネットフリックスの下げに押されたナスダックの下げへの警戒感もあり、少し下げて始まったが、その後は一時プラス圏を回復するなど前日終値を挟んでの振幅が続く展開に。
前日比は、ダウ工業株30種平均が95.89ドル安の3万4619.50ドル、ナスダック総合指数が184.94安の1万3969.08、S&P500が23.48安の4459.25。
注目されたネットフリックス<NFLX>は20%を超える下げに。前日NY市場引け後に行われた同社の決算発表において、1-3月期の会員数見通しが市場の予想を下回る失望感を誘うものとなり、時間外で大幅安に。その流れを継いでナスダック市場オープン後も大きく下げており、21%安でスタート。その後の安値圏推移。
その他のGAFA銘柄はまちまちも、やや売りが目立つ。アマゾン、ツイッター<TWTR>、エヌビディアなどが1%を超える下げとなっているが、アルファベット(グーグル)はプラス圏。
ダウ採用銘柄ではボーイング<BA>の下げが目立つほか、石油メジャーのシェブロン<CVX>も軟調。一方で日用衛生品がつよく、J&JやP&Gが買われている。
(NY時間10:56)
アルファベット(C) 2671.11(+0.98 +0.04%)
フェイスブック 312.79(-3.77 -1.19%)
ネットフリックス 388.94(-119.31 -23.47%)
テスラ 969.74(-26.53 -2.66%)
アマゾン 2969.36(-63.99 -2.11%)
エヌビディア 235.67(-5.83 -2.41%)
ツイッター 36.52(-0.76 -2.04%)
J&J 167.30(+2.05 +1.23%)
P&G 164.65(+2.65 +1.64%)
ボーイング 206.83(-7.36 -3.39%)
シェブロン 127.18(-1.28 -0.99%)
MINKABU PRESS -
ダウ平均、ナスダックとも下げに転じる=米国株後半
株式 2022/01/21(金) 05:55
NY株式20日(NY時間15:43)
ダウ平均 34903.50(-125.15 -0.36%)
ナスダック 14241.57(-98.68 -0.69%)
CME日経平均先物 27650(大証終比:-140 -0.51%)
NY時間の終盤に入ってダウ平均、ナスダックとも下げに転じている。きょうのNY株式市場でダウ平均は反発して始まったほか、前日の下げで調整局面入りしたナスダックも反発して始まった。取引開始前までに発表になったトラベラーズ<TRV>などの決算が良好だったことが買戻しを誘ったようだ。ただ、あくまで値ごろ感からの買い戻しの範囲であり、下値警戒感は根強く、IT・ハイテク株中心に次第に売りが強まり、失速している。
一部からは米株のポジションを閉じて、欧州株へのシフトを推奨する声も出ているようだ。バイデン大統領が米大統領選に勝利して以降、米国株の買いを推奨してきたが、経済成長の鈍化から利回り上昇に至るまで、米株式市場には様々なリスクが山積しているという。リスク資産にとって今年前半は特に有害な環境が多く、景気回復の弱さや、米財政の足かせ、そして、過度に楽観的な成長期待、インフレ、供給不足、タカ派なFRBがそれにあたるという。割高な米株は今後数週間、実質金利上昇の圧力を受け続けると見ているようだ。
きょうは引け後にネットフリックス<NFLX>の決算が予定されている。来週以降、続々と発表されるIT・ハイテク株への試金石となる可能性もあり、市場がどう反応するか注目。ネットフリックス<NFLX>については、新規の加入者数が番組への大きな支出を正当化するか注目されるところではある。
産業株やIT・ハイテク株が下げに転じたほか、この日は12月の米中古住宅販売件数が発表され、予想外の減少となったことから、ホームセンターが下落。
個別に、アルミのアルコア<AA>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。アルミニウムと半製品の価格上昇が、エネルギーと原材料のコスト上昇を相殺し、増益となった。
AMD<AMD>が3日続落。アナリストの投資判断引き下げが伝わった。今年のPC市場の減速の可能性が指摘されている。
マットレスなど寝具を手掛けるキャスパー・スリープ<CSPR>が大幅高。前日に、同社と投資会社デュレ-ショナル・キャピタルが運営する投資ビークルとの合併が臨時株主総会で了承されたと発表した。
住宅REITのアメリカン・ホームズ・4レント<AMH>が下落。新株発行増資の公募価格が1株39.15ドルに決まった。
RRドネリー&サンズ<RRD>が上昇。同社は企業向けに商業印刷からデータ分析管理などのサービスを提供。同社は昨年末に、現金で1株11ドルの拘束力のない買収提案を第3者から受け取ったと発表していた。取引開始直前に、その最新情報を更新し、買収価格が1株11.50ドルに引き上げられたと発表している。
香料メーカーのインターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランス<IFF>が上昇。著名投資家で物言う株主として知られるアイカーン氏が、同社株を4%保有したと伝わった。
フィットネス関連の機器やウェブサービスを手掛けるペロトン・インタラクティブ<PTON>に売りが強まっている。需要低迷で同社がエクササイズバイクやルームランナーといった一部製品の生産を一時停止するとの報道が嫌気された。
トラベラーズ<TRV> 165.60(+5.53 +3.45%)
アルコア<AA> 61.56(+1.93 +3.24%)
RRドネリー<RRD> 11.13(+0.52 +4.90%)
インターナショナル・フレーバー<IFF> 141.82(+2.44 +1.75%)
キャスパー・スリープ<CSPR> 6.31(+0.58 +10.03%)
アメリカン・ホームズ4レント<AMH> 39.30(-1.91 -4.63%)
ペロトン<PTON> 24.05(-7.80 -24.48%)
アップル<AAPL> 165.16(-1.07 -0.64%)
マイクロソフト<MSFT> 304.29(+0.96 +0.32%)
アマゾン<AMZN> 3048.80(-77.18 -2.47%)
アルファベットC<GOOG> 2692.00(-21.04 -0.78%)
テスラ<TSLA> 999.74(+4.09 +0.41%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 319.35(-0.24 -0.08%)
AMD<AMD> 122.48(-5.79 -4.52%)
エヌビディア<NVDA> 242.96(-7.71 -3.08%)
ツイッター<TWTR> 37.47(+0.12 +0.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
ダウ平均は5日ぶりに反発 値ごろ感からの買い戻し=米国株前半
株式 2022/01/21(金) 03:19
NY株式20日(NY時間13:08)
ダウ平均 35285.26(+256.61 +0.73%)
ナスダック 14510.06(+169.81 +1.18%)
CME日経平均先物 27920(大証終比:+130 +0.47%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は5日ぶりに反発しているほか、前日の下げで調整局面入りしたナスダックも反発している。取引開始前までに発表になったトラベラーズ<TRV>などの決算が良好だったことが買戻しを誘っているようだ。ただ、あくまで値ごろ感からの買い戻しの範囲であり、下値警戒感は根強い。
市場はFRBがインフレ抑制のために積極的に利上げを実施するとの見方から、米国債利回りが急上昇しており、IT・ハイテク株を中心とした成長株に利益確定売りが強まっている。きょうは引け後にネットフリックス<NFLX>の決算が予定されている。来週以降、続々と発表されるIT・ハイテク株への試金石となる可能性もあり、市場がどう反応するか注目している。ネットフリックス<NFLX>については、新規の加入者数が番組への大きな支出を正当化するか注目されるところではある。
IT・ハイテク株のほか、エネルギー、銀行も上昇。医薬品も買われている。一方、この日は12月の米中古住宅販売件数が発表され、予想外の減少となったが、ホームセンターが軟調。
個別に、アルミのアルコア<AA>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。アルミニウムと半製品の価格上昇が、エネルギーと原材料のコスト上昇を相殺し、増益となった。
AMD<AMD>が3日続落。アナリストの投資判断引き下げが伝わった。今年のPC市場の減速の可能性が指摘されている。
アルコア<AA> 63.57(+3.94 +6.61%)
トラベラーズ<TRV> 167.61(+7.54 +4.71%)
アップル<AAPL> 167.91(+1.68 +1.01%)
マイクロソフト<MSFT> 308.04(+4.71 +1.55%)
アマゾン<AMZN> 3116.53(-9.45 -0.30%)
アルファベットC<GOOG> 2729.40(+16.36 +0.60%)
テスラ<TSLA> 1029.78(+34.13 +3.43%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 322.92(+3.33 +1.04%)
AMD<AMD> 127.48(-0.79 -0.61%)
エヌビディア<NVDA> 252.24(+1.57 +0.63%)
ツイッター<TWTR> 38.11(+0.76 +2.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
ダウ平均は下げ幅を広げる動き ナスダックもマイナス圏での推移=米国株後半
株式 2022/01/20(木) 06:03
NY株式19日(NY時間15:52)
ダウ平均 35094.84(-273.63 -0.77%)
ナスダック 14381.46(-125.44 -0.86%)
CME日経平均先物 27660(大証終比:+140 +0.51%)
NY時間の終盤に入ってダウ平均は下げ幅を広げる動きとなっており、本日安値圏での推移となっている。ナスダックもマイナス圏での推移。
きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続落。序盤は前日終値を挟んで上下動に終始。取引開始前に発表になったバンカメ<BAC>とモルガン・スタンレー<MS>の決算が良好な内容だったことから買いが先行し、ダウ平均は反発して始まった。きょうは米国債利回りの上げが一服していることも買戻し誘っていた。
しかし、インフレと利上げによる景気の先行きへの不透明感も根強く、次第にIT・ハイテク株中心に戻り売りが強まり、株価指数は下げに転じた。FRBが10年に渡る大盤振る舞いの多くを元に戻すことを市場は懸念しているとの声も聞かれた。ただ、このところの下げで値ごろ感も出ており、下値での押し目買いも出ていたが、終盤にかけて下げ幅を広げる展開となっている。
決算はバンカメ<BAC>とモルガン・スタンレーのほか、P&Gが取引開始前に発表し良好な内容だった。高インフレが企業の仕入れコストへの懸念を高めている。ただ、きょうのP&Gの良好な利益率は懸念を幾分和らげたという。
決算はこれまでのところ、大半の企業が予想を上回っている。S&P500企業で発表を終えた44社のうち、約73%が最終利益が予想を上回っている。明日は航空大手やネットフリックス<NFLX>が発表を予定。
フィンテックのソーファイ・テクノロジーズ<SOFI>が上昇。同社はツイッター<TWTR>の元幹部ノート氏が率いる。同社は通貨監督庁(OCC)から米銀行業の認可を受けたと発表した。
シスコシステムズ<CSCO>が軟調。アナリストが投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。株価が目標株価に接近したほか、ファンダメンタルズの見通しがコンセンサス予想と一致したためとしている。
高輝度の蛍光灯システムなどエネルギー管理システムを手掛けるオリオンエナジー・システムズ<OESX>が大幅安。顧客からのプロジェクト延期のため、2022年度の見通しを下方修正した。
ユナイテッドヘルス<UNH>が堅調。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。オプタム部門の薬剤給付管理事業が好調だった。
きょうはフォード<F>に利益確定売りが強まり、下げ幅は7%を超え、8カ月超ぶりの大幅下落。特段の悪材料は出ていないが、年初からの力強い動きに一服感が出ている模様。同社が12%を保有しているリビアンの株価が今年に入って冴えない展開となっていることも圧迫。
バンカメ<BAC> 46.63(+0.37 +0.80%)
モルガン・スタンレー<MS> 96.01(+2.00 +2.13%)
ソーファイ<SOFI> 13.78(+1.72 +14.22%)
シスコシステムズ<CSCO> 59.06(-0.68 -1.13%)
オリオン・エナジー<OESX> 3.27(-0.72 -18.05%)
ユナイテッドヘルス<UNH> 463.22(+2.23 +0.48%)
P&G<PG> 162.31(+5.58 +3.56%)
フォード・モーター<F> 22.50(-1.88 -7.70%)
アップル<AAPL> 166.60(-3.20 -1.88%)
マイクロソフト<MSFT> 304.87(+2.22 +0.73%)
アマゾン<AMZN> 3132.45(-45.90 -1.44%)
アルファベットC<GOOG> 2724.41(-1.40 -0.05%)
テスラ<TSLA> 998.48(-32.03 -3.11%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 320.70(+2.55 +0.80%)
AMD<AMD> 129.06(-2.88 -2.18%)
エヌビディア<NVDA> 252.18(-6.85 -2.64%)
ツイッター<TWTR> 37.48(+0.18 +0.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
ダウ平均は前日終値を挟んで上下動 バンカメやモルスタの決算は良好=米国株前半
株式 2022/01/20(木) 03:28
NY株式19日(NY時間13:16)
ダウ平均 35433.45(+64.98 +0.18%)
ナスダック 14586.50(+79.60 +0.53%)
CME日経平均先物 27810(大証終比:+290 +1.04%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小反発。前日終値を挟んで上下動している。取引開始前に発表になったバンカメ<BAC>とモルガン・スタンレー<MS>の決算が良好な内容だったことから買いが先行し、ダウ平均は反発して始まった。きょうは米国債利回りの上げが一服していることも買戻し誘っていた。
しかし、インフレと利上げによる景気の先行きへの不透明感も根強く、次第にIT・ハイテク株中心に戻り売りが優勢となり、株価指数は下げに転じた。FRBが10年に渡る大盤振る舞いの多くを元に戻すことを市場は懸念しているとの声も聞かれた。
ただ、このところの下げで値ごろ感も出ており、下値での押し目買いも出ているようだ。P&Gの決算が良好だったこともフォローとなっているとの指摘も出ている。高インフレが企業の仕入れコストへの懸念を高めている。ただ、きょうのP&Gの良好な利益率は懸念を幾分和らげているという。
決算はこれまでのところ、大半の企業が予想を上回っている。S&P500企業で発表を終えた44社のうち、約73%が最終利益が予想を上回った。
P&G<PG> 163.13(+6.40 +4.08%)
バンカメ<BAC> 46.73(+0.47 +1.02%)
モルガン・スタンレー<MS> 96.51(+2.50 +2.66%)
アップル<AAPL> 169.36(-0.45 -0.26%)
マイクロソフト<MSFT> 310.80(+8.15 +2.69%)
アマゾン<AMZN> 3176.27(-2.08 -0.07%)
アルファベットC<GOOG> 2765.47(+39.66 +1.45%)
テスラ<TSLA> 1017.50(-13.01 -1.26%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 325.36(+7.21 +2.27%)
AMD<AMD> 130.82(-1.12 -0.85%)
エヌビディア<NVDA> 256.72(-2.31 -0.89%)
ツイッター<TWTR> 38.12(+0.82 +2.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
米国株式市場=反落、インフレ巡る当局者発言受け利食い売り
1/14(金) 6:33配信
米国株式市場は反落して取引を終えた。インフレや利上げを巡る米連邦準備理事会(FRB)当局者らの発言を受け、テクノロジー株を中心に利食い売りが出た。
[13日 ロイター] - 米国株式市場は主要株価3指数が反落して取引を終えた。ナスダック総合が2.5%安と下げを主導。インフレや利上げを巡る米連邦準備理事会(FRB)当局者らの発言を受け、テクノロジー株を中心に利食い売りが出た。
第4・四半期決算シーズンが本格化するのを前に金利動向に敏感なグロース(成長)銘柄が市場全般をアンダーパフォームした。S&Pの情報技術指数は2.7%安、一般消費財指数は2%安。
この日は複数のFRB当局者が高インフレへの対応に関して発言。ブレイナード理事は3月に想定される量的緩和の縮小(テーパリング)終了「次第」、FRBは利上げを開始できる態勢にあるとの認識を示した。
フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁も、FRBは3月にもゼロ金利政策を解除し、インフレ抑制に向け年内は少なくとも3回の利上げを実施する可能性があるとの見方を示した。
シカゴ地区連銀のエバンス総裁ら他の当局者は一段の政策引き締めが必要になる可能性を示唆した。
コモンウェルス・フィナンシャル・ネットワークのブラッド・マクミラン最高投資責任者(CIO)は「ブレイナード氏が何かしなければならないと言えば、それが実施されることになるだろう」と述べ、FRB内で進む方向性やスピードに関する議論の余地はあまり残っていないようだとの見方を示した。
同氏は、ブレイナード氏はFRBで最もハト派的な当局者の1人だと指摘した。
ナスダックは、昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がタカ派的と受け止められ3.4%下落した今月5日以降で最大の下落率となった。前日までの3営業日では1.7%上昇していた。
ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのシニア・グローバル市場ストラテジスト、サミア・サマナ氏は、米10年債利回りが低下したにもかかわらず、ナスダック銘柄に利食い売りが出たと指摘。
「ここ数日、ナスダックは好調に回復していたため、とりわけ決算シーズンを控え金利を巡る懸念から利益確定の動きが出た可能性がある」と語った。
また、ブレイナード氏の発言について、「早期の利上げ開始に異議を唱えるのではないかと期待していた向きに心理的な打撃を与えた」との見方を示した。
第4・四半期決算シーズンは14日に予定されるJPモルガン・チェース、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)の発表から本格化し、来週にはテクノロジー大手が発表を控えている。
リフィニティブのデータによると、S&P総合500種採用企業の第4・四半期利益は第1─3・四半期に記録した伸びを下回るとみられるものの、依然として22.4%増が見込まれている。
デルタ航空は2%上昇。第4・四半期決算が市場予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.27対1の比率で上回った。ナスダックでは2.24対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は104億3000万株。直近20営業日の平均は103億9000万株。 -
ダウ平均はマイナス圏での推移 IT・ハイテク株の売りも続く=米国株後半
1/14 5:50 配信
NY株式13日(NY時間15:39)
ダウ平均 36143.35(-146.97 -0.40%)
ナスダック 14853.39(-335.00 -2.21%)
CME日経平均先物 28320(大証終比:-230 -0.81%)
NY時間の終盤に入ってダウ平均はマイナス圏での推移が続いている。IT・ハイテク株の売りも続いており、ナスダックは2%近くの下げとなっている。
この日発表の12月の米生産者物価指数(PPI)がインフレ上昇の一服を示唆したこともあり、序盤の米株式市場は買いが先行した。ダウ平均も一時223ドル高まで上昇する場面が見られたものの、次第にIT・ハイテク株中心に戻り売りが強まり、ナスダックは下げ幅を広げ、ダウ平均も伸び悩む展開が見られた。
米PPIについては、全体指数は前月比0.2%上昇と予想を下回り、インフレ上昇の一服感を示した。ガソリンと食品価格低下が反映。サービス価格は前月比で上昇したものの、ペースは鈍化している。比較的早い段階での物価を反映する中間財が前月比0.3%低下しており、昨年の急激なインフレは沈静化に向かう可能性が示唆されている。下げたのは2020年4月以来。
明日は取引開始前に米大手銀の決算発表が予定されている。FRBの早期利上げ期待が高まる中で、銀行株への期待感は高まっている模様。個人投資家も決算発表に先立って銀行株へのエクスポージャーを引き上げているようだ。
来週からはIT・ハイテク株の決算も始まるが、S&P 500企業の10-12月期の利益の伸びは第3四半期までの伸びからは鈍化が予想されているものの、22.4%の増益と高い伸びが予想されている。
このところのIT・ハイテク株などの成長株は上値の重い展開が続いているが、米大手証券からは、米10年債利回りの今年末までの上昇は2%までに限定されると予想したうえで、その場合、将来生み出すであろう期待キャッシュフローを割り引いて想定株価が形成されている成長株に関して、利回り上昇が限られることから、割引率上昇へのリスクも限定されると分析した。現在の金利環境で割り引いた成長株のバリュエーションは2000年に比べて、遥かに無理がないと思われるとも述べている。また、FRBによる早期正常化が成長を損なうとの懸念は成長株よりもむしろ、景気循環株への影響が大きいとも指摘した。
個別にデルタ航空 <DAL> が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表。1株利益、売上高とも予想の範囲内に留まり、オミクロン株の感染拡大の影響で需要回復が60日間遅れていることも明らかにし、第1四半期については赤字の見通しを示した。ただ、株価は上昇。同社のバスティアンCEOはインタビューで、春と夏の旅行シーズンには自信を持っており、第2四半期には黒字を回復と述べたことが好感されている。
ボーイング <BA> が上昇。中国で運航停止となっている737MAX型機が、月内にも運航を再開する見通しだと伝わった。
住宅建設のKBホーム <KBH> が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、売上高は予想を下回ったものの1株利益は予想を上回った。22年度のガイダンスも堅調で、アナリストからは、多くの面でポジティブな驚きがあったとの声も出ている。
宇宙ロケット開発のヴァージン・ギャラクティック <SPCE> が大幅安。2027年満期のシニア転換社債を4.25億ドル私募で発行したと発表した。
ボーイング <BA> 223.10(+5.65 +2.60%)
デルタ航空 <DAL> 41.43(+0.82 +2.01%)
KBホーム <KBH> 48.97(+6.59 +15.55%)
レナー <L> 108.12(+0.18 +0.16%)
ヴァージン・ギャラクティック <SPCE> 10.04(-2.34 -18.88%)
アップル <AAPL> 172.94(-2.59 -1.48%)
マイクロソフト <MS> 305.75(-12.52 -3.93%)
アマゾン <AM> 3236.98(-67.16 -2.03%)
アルファベットC <GOOG> 2791.36(-41.60 -1.47%)
テスラ <TSLA> 1036.41(-69.81 -6.31%)
メタ・プラットフォームズ <FB> 327.00(-6.26 -1.88%)
AMD <AMD> 133.06(-4.41 -3.21%)
エヌビディア <NVDA> 266.52(-13.48 -4.81%)
ツイッター <TWTR> 38.72(-1.53 -3.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美 -
軟調地合いが続く=米国株終盤
株式 2022/01/15(土) 05:43
NY時間の終盤に入っても、ダウ平均はマイナス圏での推移が続いている。前日比は、ダウ工業株30種平均が278.67ドル安の3万5834.95ドル、ナスダック総合指数が54.21高の1万4861.02。
金融株の下げが継続、寄り付きから下げを主導する銀行大手JPモルガン<JPM>は6%を超える下げとなっている。ゴールドマン<GS>も2.6%安。その他ではホーム・デポ、アメリカン・エキスプレス<AXP>などの下げが目立つ。マイクロソフトやアムジェン<AMGN>などはしっかり。また、シェブロン<CVX>など資源株も堅調。
先週の米雇用統計以降弱めの推移が続く米経済指標。今日は朝の小売売上高、その後の鉱工業生産、ミシガン大学消費者信頼感指数などの弱い数字が続いており、警戒感に。
一方で米早期利上げへの期待感は継続しており、株式市場にとっては厳しい状況となっている。
ハイテク関連は堅調な動きが目立っており、GAFA関連ではネットフリックス<NFLX>、メタ、テスラ<TSLA>などがしっかり。
その他朝から弱いBlackRock, Inc.<BLK>などの軟調地合いが続いている。
(NY時間16:30)
ブラックロック 848.35(-19.23 -2.22%)
ボストン・ビア 442.55(-46.43 -9.50%)
Cerence Inc 69.45(-6.00 -7.95%)
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 157.36(-10.88 -6.46%)
ゴールドマン・サックス・グループ 380.04(-10.76 -2.75%)
アメリカン・エキスプレス 167.50(-5.79 -3.34%)
アルファベット(C) 2793.74(+11.12 +0.40%)
フェイスブック 331.01(+4.53 +1.39%)
ネットフリックス 530.22(+11.02 +2.12%)
テスラ 1046.19(+14.63 +1.42%)
アマゾン 3230.01(+5.73 +0.18%)
エヌビディア 267.86(+2.11 +0.79%)
ツイッター 38.35(-0.35 -0.90%) -
ダウ平均は一時400ドル超の下げ=米国株前半
株式 2022/01/15(土) 01:03
きょうのNY株式市場でダウ平均は寄り付きから大きく下げる展開となった。決算発表においてトレーディング収益が期待外れとなった米金融大手JPモルガン<JPM>が5%を超える下げ、ゴールドマン<GS>やアメリカン・エキスプレス<AXP>といった金融及び金融関連株の下げが重石となる形で、値を落とす展開に。
前日比は、ダウ工業株30種平均が260.50ドル安の3万5853.12ドル、ナスダック総合指数が12.38安の1万4794.43、S&P500が14.92安の4644.11。
ダウ平均株価は朝方前日比400ドルを超える下げとなる場面が見られ、35700ドルに迫る動きとなったが、いったんそこから250ドル超の買い戻しが入るなど、朝一の下げ一服後は買い戻しも。ただ、戻りでは売りが出る流れで、その後は35800ドル台推移に。
金融関連以外ではオミクロン株の米国内での感染拡大の動きなどを受けてディズニーなども大幅安に。
一方、シェブロン<CVX>、エクソンモービル<XOM>など石油メジャーはしっかり。
ナスダックはまちまち、GAFA銘柄ではツイッター<TWTR>、ネットフリックス<NFLX>が軟調も、 フェイスブック<FB>、、エヌビディア<NVDA>、などはプラス
圏。
金融関連では投資会社BlackRock, Inc.<BLK>なども軟調。その他、決算が弱かったボストンベア、金融機関が慎重見通しを示したCerence Inc.<CRNC>などが軟調。
今日の米経済指標は軒並み予想を下回り、株安に寄与。リスク警戒の動きにつながっている。特に小売売上高の予想を大きく超える落ち込みと、鉱工業生産の弱さが響く形に。
(NY時間11:51)
ブラックロック 848.30(-19.28 -2.22%)
ボストン・ビア 456.35(-32.63 -6.67%)
Cerence Inc 69.83(-5.62 -7.45%)
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 159.97(-8.27 -4.91%)
ゴールドマン・サックス・グループ 382.86(-7.94 -2.03%)
アメリカン・エキスプレス 166.95(-6.34 -3.66%)
アルファベット(C) 2798.13(+15.51 +0.56%)
フェイスブック 329.61(+3.13 +0.96%)
ネットフリックス 514.16(-5.04 -0.97%)
テスラ 1035.58(+4.02 +0.39%)
アマゾン 3212.56(-11.72 -0.36%)
エヌビディア 267.75(+2.00 +0.75%)
ツイッター 37.95(-0.75 -1.94%)
MINKABU PRESS -
ダウ平均はマイナス圏での推移 IT・ハイテク株の売りも続く=米国株後半
株式 2022/01/14(金) 05:50
NY株式13日(NY時間15:39)
ダウ平均 36143.35(-146.97 -0.40%)
ナスダック 14853.39(-335.00 -2.21%)
CME日経平均先物 28320(大証終比:-230 -0.81%)
NY時間の終盤に入ってダウ平均はマイナス圏での推移が続いている。IT・ハイテク株の売りも続いており、ナスダックは2%近くの下げとなっている。
この日発表の12月の米生産者物価指数(PPI)がインフレ上昇の一服を示唆したこともあり、序盤の米株式市場は買いが先行した。ダウ平均も一時223ドル高まで上昇する場面が見られたものの、次第にIT・ハイテク株中心に戻り売りが強まり、ナスダックは下げ幅を広げ、ダウ平均も伸び悩む展開が見られた。
米PPIについては、全体指数は前月比0.2%上昇と予想を下回り、インフレ上昇の一服感を示した。ガソリンと食品価格低下が反映。サービス価格は前月比で上昇したものの、ペースは鈍化している。比較的早い段階での物価を反映する中間財が前月比0.3%低下しており、昨年の急激なインフレは沈静化に向かう可能性が示唆されている。下げたのは2020年4月以来。
明日は取引開始前に米大手銀の決算発表が予定されている。FRBの早期利上げ期待が高まる中で、銀行株への期待感は高まっている模様。個人投資家も決算発表に先立って銀行株へのエクスポージャーを引き上げているようだ。
来週からはIT・ハイテク株の決算も始まるが、S&P 500企業の10-12月期の利益の伸びは第3四半期までの伸びからは鈍化が予想されているものの、22.4%の増益と高い伸びが予想されている。
このところのIT・ハイテク株などの成長株は上値の重い展開が続いているが、米大手証券からは、米10年債利回りの今年末までの上昇は2%までに限定されると予想したうえで、その場合、将来生み出すであろう期待キャッシュフローを割り引いて想定株価が形成されている成長株に関して、利回り上昇が限られることから、割引率上昇へのリスクも限定されると分析した。現在の金利環境で割り引いた成長株のバリュエーションは2000年に比べて、遥かに無理がないと思われるとも述べている。また、FRBによる早期正常化が成長を損なうとの懸念は成長株よりもむしろ、景気循環株への影響が大きいとも指摘した。
個別にデルタ航空<DAL>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表。1株利益、売上高とも予想の範囲内に留まり、オミクロン株の感染拡大の影響で需要回復が60日間遅れていることも明らかにし、第1四半期については赤字の見通しを示した。ただ、株価は上昇。同社のバスティアンCEOはインタビューで、春と夏の旅行シーズンには自信を持っており、第2四半期には黒字を回復と述べたことが好感されている。
ボーイング<BA>が上昇。中国で運航停止となっている737MAX型機が、月内にも運航を再開する見通しだと伝わった。
住宅建設のKBホーム<KBH>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、売上高は予想を下回ったものの1株利益は予想を上回った。22年度のガイダンスも堅調で、アナリストからは、多くの面でポジティブな驚きがあったとの声も出ている。
宇宙ロケット開発のヴァージン・ギャラクティック<SPCE>が大幅安。2027年満期のシニア転換社債を4.25億ドル私募で発行したと発表した。
ボーイング<BA> 223.10(+5.65 +2.60%)
デルタ航空<DAL> 41.43(+0.82 +2.01%)
KBホーム<KBH> 48.97(+6.59 +15.55%)
レナー<LEN> 108.12(+0.18 +0.16%)
ヴァージン・ギャラクティック<SPCE> 10.04(-2.34 -18.88%)
アップル<AAPL> 172.94(-2.59 -1.48%)
マイクロソフト<MSFT> 305.75(-12.52 -3.93%)
アマゾン<AMZN> 3236.98(-67.16 -2.03%)
アルファベットC<GOOG> 2791.36(-41.60 -1.47%)
テスラ<TSLA> 1036.41(-69.81 -6.31%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 327.00(-6.26 -1.88%)
AMD<AMD> 133.06(-4.41 -3.21%)
エヌビディア<NVDA> 266.52(-13.48 -4.81%)
ツイッター<TWTR> 38.72(-1.53 -3.80%)
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lel 2018年9月28日 18:17
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