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USA STOCK SWING!!の掲示板

FOMC控える中でダウ平均は反発 マイクロソフトが決算受け上昇=米国株前半
株式 2022/01/27(木) 03:19

NY株式26日(NY時間13:09)
ダウ平均   34629.54(+331.81 +0.97%)
ナスダック   13872.90(+333.61 +2.46%)
CME日経平均先物 27285(大証終比:+275 +1.01%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。きょうは午後のFOMC結果発表を控え、リスク回避の雰囲気が一服しており、株式市場もIT・ハイテク株中心に買い戻しが優勢となっている。前日決算を発表したマイクロソフト<MSFT>やテキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>がポジティブな反応を示していることも、買い戻しを誘っている模様。

 マイクロソフト<MSFT>はクラウドのアジュールの売上高が鈍化したことが嫌気され、決算発表直後は時間外で売りが強まっていた。アジュールの伸びは46%となったものの、50%以上の市場の期待には届かなかった。しかし、会社側が、アジュールは引き続き成長のけん引役になり得るとの見通しを示したことに安心感が広がったようだ。同社は、アジュールの売上高の伸びが1-3月は前四半期に比べ上向く見通しだと説明した。一方、取引開始前にボーイング<BA>とAT&T<T>が決算を発表していたが、こちらは冴えない反応を見せている。

 決算についてはS&P500企業のうち、100社が発表を終えている。そのうちの80%は予想を上回る最終利益を計上しているが、前年の86%ほどの勢いはない。いまのところ、前年比24.4%増益が予想されている模様


 FOMCだが、市場では3月利上げの開始と早期バランスシート縮小の可能性を示唆してくるものと見られている。市場では年4回の利上げがコンセンサスとなりつつあるが、一部では、インフレ次第ではその回数が増えるのではとのタカ派な見方も出ている。また、3月は通常の0.25%ではなく、0.5%の大幅利上げを実施してくるとのタカ派な見方も広まっているようだ。しかし、今回のFOMCでは、3月利上げ開始と早期バランスシート縮小の可能性以上の内容は出ないものとみられている。

 市場からは、一部の期待ほどタカ派でなければ、株式市場は買い戻しの反応が見られるとの期待も出ているようだ。

 個別に、玩具のマテル<MAT>が大幅高。ディズニー<DIS>のプリンセスと映画「アナと雪の女王」を題材にした玩具を製造するライセンスを取り戻した。2016年にプリンセスと「アナ雪」の権利をライバルのハスブロ<HAS>に奪われた同社にとっては、ある種の復活となる。

ボーイング<BA> 198.64(-5.46 -2.68%)
AT&T<T> 24.74(-1.74 -6.57%)
テキサス・インスツルメンツ<TXN> 181.14(+7.18 +4.13%)
マテル<MAT> 21.43(+1.82 +9.26%)
ハズブロ<HAS> 92.87(-2.71 -2.84%)

アップル<AAPL> 163.01(+3.23 +2.02%)
マイクロソフト<MSFT> 301.97(+13.48 +4.67%)
アマゾン<AMZN> 2847.81(+48.09 +1.72%)
アルファベットC<GOOG> 2632.70(+97.99 +3.87%)
テスラ<TSLA> 957.00(+38.60 +4.20%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 303.38(+3.23 +1.08%)
AMD<AMD> 114.96(+3.83 +3.45%)
エヌビディア<NVDA> 236.44(+13.20 +5.91%)
ツイッター<TWTR> 35.09(+0.92 +2.69%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美