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最近、住友ファーマについての記事をよく目にするようになりましたが、危機的な状況ですね。
ラツーダという向精神薬だけで、売り上げを２０００億円も稼いでいたのが、その特許切れでラツーダの売り上げが９０パーセント以上なくなってしまったそうです。
しかもラツーダの利益率は９０％もあったとか。
製薬会社のリスクとして、売り上げの大きな低分子薬は、特許が切れるといっせいにジェネリック薬が出てきて売り上げが落ち込むということのようです。
低分子薬はマネがしやすいのですね。
ラツーダの特許切れ後の売り上げ減が想定以上だったことに加えて、その代替えになると期待していた薬が会社側が期待していたほどの売り上げがとれておらず、取得時の無形固定資産の大幅な減損損失を計上せざるを得ない状況で、さらなる赤字の増大が発生する可能性が高いそうです。
親会社の住友化学も２４５０億円の赤字に陥っており、このままでは住友化学と住友ファーマは共倒れと言うことにもなりかねない危機的な状況だそうです。
会社再建のめどが出てくるまでは、この２社の銘柄は、いったん全株売却したほうが良いのかもしれません。