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私と経済の掲示板

>>11957

バンクオブアメリカ・メリルリンチが16日公表した投資家調査(調査期間は5~11日)にも変化があった。投資家の保有資産に占める現金の比率は5.2%と6月の5.6%から低下した。その分、株式や欧州資産などリスクの高い証券へと資金を移している。株安への不安を映すVIX(恐怖指数)も12台半ばと今年最低の水準に接近。投資家心理はいまや悲観ではなく、楽観に傾いている。

ダイモン氏と並び、市場の関心を集めるのが19日に決算発表を予定するブラックロックのラリー・フィンクCEOだ。4月の決算時には「すぐそばに巨額の資金が待機している」と述べ、株価上昇を展望した。

だが、リッパーの集計によれば、株式を対象とする米国のファンドから7月に入って169億ドルの資金が流出した(15日まででデータ取得可能な対象)。世界経済に不安を抱えるなかで、株価が高いうちに利益確定する投資家も出始めている。

そうしたなかで、世界最大の運用会社のトップがどのような相場観をみせるのか。フィンク氏がなおも強気を維持するならば、しばらく高値更新の勢いが続くかもしれない。