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私と経済の掲示板

>>12007

異常気象は世界各地に広がっており、地球温暖化が影響しているとの指摘は多い。国際労働機関(ILO)は1日、温暖化が経済に与える影響などについての報告書を発表した。労働者はおおむね気温が35度を超えるとストレスを感じ、生産性が低下すると指摘した。

報告書では、気候変動の経済損失は1995年に2800億ドル(約30兆円)だったが、2030年には2兆4000億ドルまで拡大するとの見通しも示した。

6月の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)では、首脳宣言に気候変動などの地球環境問題に対応するため「エネルギー転換を促進し主導する緊急の必要性を認識する」との文言を盛り込んだ。

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は18年10月に発表した報告書で、30年にも世界の気温が産業革命前に比べて1.5度上昇すると警告した。ただ、温暖化対策では米国と欧州、先進国と途上国で意見が食い違っており、有効な対応策は打ち出せていないのが実情だ。各国がまとまらない状況で、今後も自然災害が拡大し続ける可能性もありそうだ。