ここから本文です
投稿一覧に戻る

☆せんちめんたる・じゃーにー☆の掲示板

映画「東京家族」

 朝からBSプレミアムでやっていた。もうDVDで持っているがテレビに映ると、つい最後まで見てしまう。橋爪功、吉行和子主演で、山田洋次監督の作品。山田洋次監督の映画は大好きなので、何回見ても飽きない。元々この映画は、東山千栄子、笠智衆(りゅう・ちしゅう)主演の小津安二郎監督「東京物語」のリメイク版。白黒の「東京物語」も見たが、このほうが本当に老人の淋しさが出て胸が痛んだ。東山千栄子は初めて知った時から、もう「お婆さん」という感じだったが、上品で優しくて好きな人だった。テレビのワイドショー的な物では見た記憶が無い。

 山田洋次監督の映画には毎回、北山 雅康(きたやま まさやす)と言う人が出ている。セリフがあったり無かったり、居酒屋の客で終わったり。「たそがれ清兵衛」では結構セリフがあったが、いつの間にか53歳になっている。山田監督組みたいで、山田監督以外で見かけない。言い換えれば山田監督が生きていれば、何となく出られるが、山田監督ももう89歳、亡くなったらどうするんだろう?

 森田芳光監督の映画「武士の家計簿」で、直之(堺 雅人)の長男役をした伊藤祐輝(いとうゆうき)は、クランクアップの時「森田監督に見い出してもらって嬉しかった」と号泣だったが、まもなく森田監督が亡くなり、その後、現在34歳になっているが、私は全然見た事が無い。森田監督が生きていたら、また違ったかもしれない。

「東京家族」をネットで見たら、ロケ地が「広島県大崎」と載っていた。テレビの録画で、40数年冤罪をずっと訴えている「原口アヤ子」を偶然に見ていたら、鹿児島県大崎で「え?この偶然はなんやの?」と思ったりして。

東京家族
 瀬戸内海の小さな島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻のとみこ(吉行和子)は、子どもたちに会うために東京へやってくる。品川駅に迎えにくるはずの次男・昌次(妻夫木聡)は、間違って東京駅に行ってしまい、周吉はタクシーを拾って、一足先に郊外で開業医を営む長男・幸一(西村まさ彦)の家にたどり着く。すれ違った周吉も遅れてやってきて家族が集い、そろって食卓を囲む。「東京物語」の舞台を現代に移し、老夫婦と子どもたちの姿を通じて、家族の絆と喪失、夫婦や親子、老いや死についての問いかけを描く。
https://eiga.com/movie/55930/