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4563-アンジェス記事ストック
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新型コロナワクチンに3つの「泣きどころ」 大阪で人への試験始まる 開発の最前線 7/1(水) 7:32配信 47NEWS

かなり長いので、一部を抜粋します。
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ttps://news.yahoo.co.jp/articles/7ebcca10492efbdf68bf3d238fd9c60012389531?page=4

▽大阪産ワクチンは有利?
 実は、冒頭に紹介したアンジェスが開発している国産ワクチンの特徴は、ここまで示してきた新型コロナワクチンの泣きどころをうまくカバーする可能性を秘めている。国産ワクチンの強みとも言い換えられる。

 一つは、「免疫反応のターゲットの問題」だ。アンジェスが開発しているワクチンは「DNAワクチン」と呼ばれるタイプで、特徴として、遺伝情報をコントロールしやすい。そのため、さまざまなターゲットにカスタマイズしやすいのが有利と考えられる。開発中のワクチンは中国や欧米と同じようにSタンパク質への免疫反応を引き出すものだが、今後の展開に自由度が高い。

さらに「運び屋の問題」についても、中国のグループのような問題が起きにくいと見られる。中国のグループが使っているアデノウイルスの代わりに「プラスミド」という非ウイルスの運び屋を採用しているためだ。アデノウイルスのように病原体ではないので免疫反応を引き起こしにくい。これにより、ワクチンを効率的に体内に送り込み、機能を発揮させられると考えられる。
さらに「ADEの問題」においても、DNAワクチンは優位性がある可能性がある。DNAワクチンは、免疫反応を引き出す「Sタンパク質」に関係しているDNAを細胞に取り込ませ、継続的に細胞にタンパク質を作らせることで免疫反応を引き出す。T細胞の免疫反応を引き出すためには、別の細胞からT細胞に対して病原体の情報を受け渡すプロセスが必要になる。細胞の中でタンパク質を作り出すことになるDNAワクチンはT細胞にアプローチするために好都合と考えられる。
新型コロナの問題が多方面で重大な影響を及ぼしている中で、ワクチンを国産で供給できる体制を整えるのが望ましいという見方は出ている。それだけに大阪での開発が成功するかどうかは注目されるところだ。