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香港株大引け 続落、米引き締め加速に懸念 本土投資家は大幅買い越し

30日の香港株式相場は続落した。ハンセン指数の終値は前日比137.10ポイント(0.62%)安の2万1859.79だった。米国の金融引き締め加速への懸念が改めて広がり、世界景気の先行き不安が意識された。アジア時間30日午後の米株価指数先物の下落も嫌気され、香港株に売りが出た。

指数は朝方、上昇する場面もあった。中国国家統計局が発表した6月の購買担当者景気指数(PMI)が製造業、非製造業ともに好不況の境目の50を上回り、好感する買いが入った。

30日午後に香港に到着した中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は「香港の一国二制度を堅持する」などと述べた。

中国ネットサービスの騰訊控股(テンセント)や、電子商取引のアリババ集団が安い。株式の需給悪化懸念から画像認識の商湯集団(センスタイム)が急落。金融、石油、香港不動産株も下げた。

半面、中国の華潤ビールや、スポーツ用品の安踏体育用品など消費関連株が高い。非製造業の景況感の大幅改善が材料視された。自動車、医薬、中国不動産株も上げた。

香港上場のハイテク関連銘柄で構成する「ハンセンテック指数」は1.35%安だった。

香港メーンボードの売買代金は1514億香港ドル。中国本土との相互取引で、本土投資家による香港株の売買は75億香港ドルの買い越し。買越額は約3カ月半ぶりの大きさだった。

月間でハンセン指数は2.1%高、ハンセンテック指数は8.6%高となった。