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prismhit~~~令和が始まりましたね!
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>>423

取引量が少ない時間帯であれば、同じ量の円買いでも円相場を大きく押し上げることができる。ましてや今回は前回の4月29日の翌々日という、市場参加者の多くが想定していないタイミングの介入観測だ。円相場は一時153円近辺と、4円超も円高・ドル安に振れる結果となった。

4月29日は円急落で一時160円をつけたあとに為替介入観測が浮上した。政府・日銀が追い込まれた末の介入、との印象が強かった。今回は「ハト派色」の強い記者会見を受けて、ドル高・円安が加速するとは想定しにくかった。それでも薄商いの時間帯を狙って円を押し下げにいった形だ。「雇用統計後の値動きが見えない中で介入に踏み込んだとすれば、相当アグレッシブな判断だ」(バノックバーンのチャンドラー氏)といった声もあった。

もっとも、ここで一気に円高基調に転じるとみる市場参加者は少ない。実際、2日午前10時台に円相場は1ドル=156円20銭台まで下落する場面があった。「輸入企業を中心にまだドル買い需要は残っている」(邦銀ディーラー)という。ふくおかフィナンシャルグループの佐々木融チーフ・ストラテジストは「投機筋は足元では円売り・ドル買いを手控えているかもしれないが、介入が効かないとの印象を得れば、次回介入時にドルを買い戻す動きは速くなる可能性がある」と指摘する。