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〔東京外為〕ドル、115円台前半=米物価統計控えて小動き(12日午前9時)
1/12(水) 9:30配信

 12日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、今夜の米物価統計の発表を控え、1ドル=115円台前半で小動きとなっている。午前9時現在、115円34~38銭と前日(午後5時、115円25~26銭)比09銭の小幅ドル高・円安。
 前日の海外市場では、欧米時間を通じてドル円は上にいってこいだった。欧州時間は115円20銭台で取引された後、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控え、タカ派発言を警戒して米長期金利が上昇。ドル円は米国時間の中盤に一時115円60銭台に浮上。もっとも議長証言はさほどタカ派ではなく、終盤は115円30銭前後に下げた。東京時間の早朝も同水準。
 パウエル議長は上院公聴会で、物価水準が高止まりすれば「一層多くの利上げを実施する」と明言したものの、タイミングや回数には触れなかった。このため、「やや肩透かしになった」(大手邦銀)とされ、ドル円は上にいってこいで方向感に乏しい状況だ。
 東京時間は「パウエル証言の通過でいったんは材料出尽くしになった」(FX業者)とされ、新たな材料の浮上待ちとなっている。注目は、今夜発表される12月の米消費者物価で「インフレ進行を示す内容になると、ドル円は改めて買われるだろう」(先の大手邦銀)との声が聞かれた。
 ユーロは対円、対ドルで堅調。午前9時現在、1ユーロ=131円09~16銭(前日午後5時、130円71~72銭)、対ドルでは1.1365~1366ドル(同1.1341~1341ドル)。