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NY市場サマリー(12日)ダウ・S&P最高値更新、ドル上昇
8/13(金) 7:06配信

[12日 ロイター] -

<為替> ドル指数が上昇。米卸売物価が高止まりする中、インフレ懸念が広がった。

7月の卸売物価指数(PPI)は前年比7.8%上昇。伸びは市場予想の7.3%を上回り、比較可能な2010年11月以降で最大となった。前月比でも1.0%上昇と、市場予想の0.6%を上回った。

主要6通貨に対するドル指数は0.1%高の93.019。

週間の新規失業保険申請件数は37万5000件と、前週から1万2000件改善。改善は3週連続で市場予想と一致した。

ポンド/ドルは0.5%安。4─6月の国内総生産(GDP)は前年同期比22.2%増加した。新型コロナウイルス対策の制限措置が解除されたことや、前年同期に国内の多くの地域で最初の封鎖措置が導入されていたことが背景。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.6%安の4万4348ドル。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 期間が長めの債券利回りがほぼ変わらず。30年債入札は市場の方向性を決める材料にはならなかった。

30年債利回りは入札後に一時2.035%まで上昇。ただ、終盤は2.0048%となった。

指標10年債利回りも30年債入札を受け、1.379%に上昇したものの、その後は1.3607%となった。

今週に入り、インフレ期待が高まっており、物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で、期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は5年物で2.616%。9日時点では2.552%だった。

FRBは12日、国債を対象とした翌日物リバースレポで1兆0870億ドルの資金を吸収。7月30日の1兆0390億ドルを上回り、過去最高となった。

2年債と10年債の利回り差は2.29bp拡大し113.60bpとなった。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> ダウ工業株30種とS&P総合500種が3日連続で、終値ベースの最高値を更新。ハイテク大手が上昇を主導した。米新規失業保険申請件数の3週連続での改善も好感された。

S&P採用企業の時価総額の4分の1を占めるアップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、グーグルの親会社アルファベット、フェイスブックが同指数とナスダックを押し上げた。

この日は値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回る中、テスラ、エヌビディア、モデルナなども上昇した。

アップルは2.1%高、マイクロソフトは1.0%高。テスラは2.0%上昇した。ラッセル1000グロース株が0.5%高とバリュー株(0.06%高)をアウトパフォームし、このところ見られていたトレンドに逆行した。

半導体大手のマイクロン・テクノロジーは6.4%下落し、S&Pを圧迫した。モルガン・スタンレーが同社株の投資判断を「イコールウエート」に引き下げた。

中国のインターネット検索大手百度(バイドゥ)は、第2・四半期の売上高が予想を上回ったものの、株価は3.2%値下がりした。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 米長期金利やドルの上昇が重しとなり、小幅ながら3営業日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比1.50ドル(0.09%)安の1オンス=1751.80ドル。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 新型コロナウイルス感染拡大による需要減速への警戒感が重しとなり、3日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.16ドル(0.23%)安の1バレル=69.09ドル。10月物は0.12ドル安の68.90ドル。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]