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10/31(金)
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米経済メディアも注目した球団経営の凄み

 2年連続のワールドチャンピオンを目指すドジャースは、球団経営でも圧倒的な強さを見せつけている。米経済メディアはメジャーリーグで初めて総収益10億ドル(約1527億円)を達成したと報じており、その要因として、やはり大谷翔平投手の存在も大きなものとなっている。

スポーツ経済メディア「Sportico」の公式X(旧ツイッター)でカート・ベーデンハウセン記者が、ドジャースの経営戦略について解説した。同記者は10億ドルの利益を上げた要因として、まず放映権は球界最高で2025年は83億5000万ドル(1兆2750億円)に達し、さらにMLBの内部調査によると、チケット収益は1試合平均430万ドル(約6億5700万円)で、2024年は東海岸の人気球団ヤンキースを上回ったことを挙げた。

 続けて同記者は「もう1つはスポンサー契約です。新スポンサーをたくさん引き連れたショウヘイ・オオタニを称えなくてはいけません」と解説。大谷が今季、スポンサー契約でもたらした収益は1億5000万ドル(約229億円)以上だと述べた。大谷はFAとなった2023年オフにドジャースと10年7億ドル(約1069億円)という超大型契約を結んでいるが、その巨額の投資額を上回るほどの経済効果を生んでいることが示された。

 さらに同記者は「でも、全チームがドジャースの恩恵を受けています。なぜなら、収益は分配されるからです。彼ら(ドジャース)は2024年、1億5000万(の分配金)を支払い、小規模の球団で分配されました」とも指摘。金満球団が富を独占しているのではなく、メジャーリーグ全体にも貢献しているという事実も付け加えた。

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