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「日本は特権層が利権を寡占する“官僚国家”」泉房穂が志半ばで倒れた恩師の思想を解説[新書ベストセラー]
10/12(土) 6:00配信


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Book Bang
『わが恩師 石井紘基が見破った官僚国家 日本の闇』泉房穂[著](集英社)

 10月8日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『学力喪失 認知科学による回復への道筋』が獲得した。
 第2位は『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』。第3位は『吾妻鏡 鎌倉幕府「正史」の虚実』となった。

【写真を見る】泉房穂氏の実際のツイートを見る

 4位以下で注目は9位に初登場の『わが恩師 石井紘基が見破った官僚国家 日本の闇』。前明石市長の泉房穂さんが政治家になる前、秘書を務めた石井紘基氏の政治哲学について語った一冊。石井紘基氏は2002年10月、右翼団体代表を名乗る男に襲撃され61歳で命を落とした。当時石井氏は、日本の実体を特権層が利権を寡占する「官僚国家」と看破し、弱者救済と不正の追及に心血を注いでいた。石井氏の薫陶を受けた泉さんは同書で石井氏の政治哲学を解説し、既得権益を打破する「救民内閣」構想を提唱している。

 石井氏は自身の誕生日である10月9日、Xに《亡き恩師・石井紘基さんと同じ61歳になってしまった。25歳の時に石井紘基さんと出会い、39歳の時に石井紘基さんを失った。あれから22年の歳月が経ったが、いまだに日本の政治は夜明けを迎えていない。夜明け前が最も暗くて寒いと言われるが、今がまさにそうかもしれない・・・》と投稿し、石井氏の描いた理想の日本に思いを馳せていた。