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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2024/05/13〜2024/05/14

>ソフトバンクGが3年連続の通期赤字-守勢から反転攻勢の過渡期

(ブルームバーグ): ソフトバンクグループは13日、2024年3月期の連結業績発表、通期の純損益は3年連続の赤字となった。一方、積極的な投資を手控えていた同社のファンド事業は3期ぶりの黒字で、反転攻勢の準備が整いつつある。

発表資料によると、純損益は2276億円の赤字で、アナリストの予想平均2831億円の赤字を上回った。前の期は9701億円の赤字。ビジョン・ファンド事業全体のセグメント利益は1282億円の黒字、4兆円超の赤字から黒字転換した。

一方、第4四半期(1-3月期)の純損益は2311億円と、2四半期連続の黒字となった。ビジョン・ファンド事業のセグメント利益は967億円赤字となり、再び四半期では損失を計上した。

孫正義社長が決算説明会を不在にしてから1年半、留守を預かったのは後藤芳光CFO(最高財務責任者)で、ビジョン・ファンドが4兆円規模の通期赤字を計上する中「守りを固めることが重要」との姿勢を崩さなかったが、2月には「精力的に投資活動していく」と表明、新たな投資戦略に注目が集まる。


反転攻勢の兆しは出てきている。同社は5月、英国の人工知能(AI)スタートアップ、ウェイブ・テクノロジーズに投資、10億5000万ドル(約1600億円)の資金調達に参加した。
また、英国の半導体スタートアップ、グラフコアの買収に向け交渉していることが、事情に詳しい関係者への取材で明らかになっている。グラフコアは20年の資金調達時に28億ドル(約4350億円)の評価を受けた。

ブルームバーグは2月、孫氏はエヌビディアに対抗して人工知能(AI)に不可欠な半導体を供給するベンチャーを立ち上げで、最大1000億ドル(約15兆円)の資金捻出を検討していると報じた。関係者への取材によると、ソフトバンクGが300億ドルを出し、中東の投資家などから700億ドルを調達する案がある。<