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J-POWER【9513】の掲示板 〜2015/04/28

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2日、電源開発(Jパワー)と共同で実施した石炭ガス化複合発電(IGCC)の実証実験「EAGLEプロジェクト」の成果を発表した。

 石炭の発熱量が生成ガスの発熱量に転換した割合を示す「冷ガス効率」が世界最高水準の82%に達し、1500度級のガスタービンを導入した場合、発電効率を46%にまで引き上げられるとの見通しを得た。10日に都内で開かれる「石炭ガス化技術国際シンポジウム」で詳細を報告する。

 EAGLEは、「コール・エナジー・アプリケーション・フォー・ガス・リキッド&エレクトリシティ」の略称で、平成14年から今年6月までJパワー若松研究所(北九州市)で実施。

 石炭を酸素と反応させてガスを作り、そのガスを燃焼させてタービンを回して発電するIGCCを実現し、同時に発生する二酸化炭素(CO2)を回収する技術を実用化する-というプロジェクトだ。

 CO2の回収については、イオン結合で液体に取り込んで回収する従来の「化学吸収法」と比べ、圧力をかけて液体に溶け込ませる「物理吸収法」で発電効率の損失を4・4ポイント改善できることも確認した。