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東京電力ホールディングス(株)【9501】の掲示板 2023/04/29〜2023/05/03

皆さんは「超小型原発」をご存じか?「小型原発」ではない、「超小型」だ。聞いたことがない、という人が多いだろう。発電量が10万キロワット以下のもので、現在世界的に注目されている。大型原発は発電を止めても、放射性物質が崩壊するまで熱が出続ける。福島原発は、非常用電源装置が海水をかぶって原発を冷やすことができなくなり、大爆発を起こした。しかし「超小型」の5万キロワットタイプなら、発電を止めれば核分裂は自然に止まり、熱の発生も止まる。燃料棒交換も20年不要だという。(大型なら3年に1度)

「超小型原発」を世界で最初に構想したのが、服部禎男博士である。氏の計算では、出力3万キロワットのものなら、浜岡原発の敷地に2400基設置することができ、浜岡原発をはるかに上回る発電量が可能だという。しかも建設コストは1/10ですむ上に、安全ときている。まさにいいこと尽くめではないか。ではなぜこれが採用されなかったのか?日本がエネルギー先進国になれるチャンスはあった。

服部博士は原発関係者から、「いい加減に黙らないと刺されるぞ」と脅されていたという。大型原発のほうが巨大予算が動き、維持していくためには多くの人員が必要で、業界全体が潤うからだ。彼らは自分たちの利権のために国民を裏切り、国土を売った。政府も電力会社も古い大型原発を再稼働させようとして、都合の悪い情報は隠そうとしている。国民がもっと賢くなり、政府や電力会社を監視する必要がある。戦いはまだ終わっていない。参考文献:苫米地英人「超小型原子炉の教室」