東京電力ホールディングス(株)【9501】の掲示板 2022/07/29〜2022/07/30

日本原子力発電(原電)東海第2原発(茨城県東海村白方)の安全性を検証する茨城県原子力安全対策委員会ワーキングチーム(主査・古田一雄東京大大学院教授)の会合が29日、水戸市内で開かれた。津波対策や重大事故対策などに関する20の論点が議論され、原電側の説明に対する各委員からの異論はなかった。

原電側は津波対策として工事を進める防潮堤について、構造や強度の評価を示し、繰り返しの津波にも耐えられると説明。津波と余震の組み合わせや、漂流物の衝突による荷重に対しても強度が保たれるとした。津波襲来の状況確認には、監視カメラのほか、ドローンの活用も検討する姿勢を示した。

重大事故対策については、原子炉や使用済み燃料プールの冷却に必要な水源とポンプの容量を備えているのに加え、予備や代替手段として複数の貯水槽を確保していると説明。使用済み燃料プールの漏えいに対しては、常設型のポンプを活用して発生1時間以内に注水が可能とした。
茨城新聞社　7/30