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東京電力ホールディングス(株)【9501】の掲示板 2016/11/20〜2016/11/21

  • >>242

    > だから、税金で存続させる新経営計画が決まったわけだろ?

    福島第一原発を石棺化するべきだという話がある。チェルノブイリでやってある程度安定しているため、同じように安定化のためには石棺化が早いということだろう。

    しかし、可能だろうか。

    1.チェルノブイリは黒鉛炉で、核燃料のほとんどは爆発で大気中へ吹き飛んでしまったはず。つまり、事故後残っているのはもともとあった核燃料の極一部のはずで、だからこそ、隣接している他の原子炉の商業運転を事故後も続けることが出来た。

    2.チェルノブイリ原発事故の時、事故を起こした4号炉の地下にトンネルを掘り、そこをコンクリートで固め、地下へメルトダウンした核燃料が行かないようにしたという。当然、この時に、地下水汚染についても手を打ったはずで、チェルノブイリ原発事故での地下水汚染はあまり起こっていない。多分、問題になっているのは地上部の石棺の雨漏りで、雨水が結果的に原子炉内から敷地へ漏れ出し、それが環境汚染のもとになっている。そのため、シェルターの建設がいま行われている。

    3.福島第一原発は1号炉から3号炉まで、核燃料がメルトダウンしている可能性が高く、しかも、各種配管から地盤内へその汚染水が漏れてしまっているはず。そのため、原発に近い地盤内部は非常に高い汚染状態であり、それが地下を掘って、そこへ人間が下りて工事をする必要がない凍土壁工法を選ばせた。つまり、地上部を石棺で覆っても、地下水へ汚染水が漏れているのでその汚染拡大防止にはならない。

    4.チェルノブイリに比べて日本は格段に地震が多く、石棺のようなものを作っても地震などですぐに傷んでしまう。

    5.核燃料の取り出しをやらないと、福島第一原発自体がそのまま高レベル核廃棄物になり何万年という安全保管をやらなければならなくなる。しかし、それよりは、メルトダウンした核燃料を取り出して、それだけを処理したほうが合理的。

    6.ともかく、福島第一原発は海に隣接していて、そのままにしておけば、数十年は大丈夫にしても数百年とか数千年の間に繰り返し起こる地震とそのための地盤の変動により、海に埋没してしまうはず。そのため、石棺はできない。

    結論から言うと、廃炉も石棺も絶望的と‥‥
    悪徳でゾンビの東京電力が日本を没落させた事になる!
    原発再稼働など以ての外である!(笑)